Cure Timeへ相談したはなし

漫画「愛と呪い」を読んでから、過去のつらい記憶と母からの愛への執着心にとりつかれた私は
どうしても自分の過去の体験を誰かに聞いてほしくて、
Googleで「性被害 相談」と検索し、内閣府の運営しているというCure Timeというチャット相談の窓口へたどり着いた。

結果からいうととくに何も救われることはなかった。
相談員はチャットボットのように、わたしの話した内容に対してオウム返しの相槌をうつだけで、何かが消化されることはなく、相談員がやっとオウム返し以外の返事をしたと思ったら、それは「お時間なのでまたの機会にご連絡ください」という相談員の退社を伝える内容だった。
Cure Timeはチャットログも残らず、相談員もランダムのため一度お話がおわれば、そこで終わってしまい、「またの機会に」を前回の続きから行うということはできない。

わたしのような二十年以上前に受けた性被害といった立証の難しいような内容であれば、どこかしらへの通報を伴う対応は必要ないだろうし、増してや相談員はカウンセラーではないため、傾聴のテンプレ行動であるオウム返しをマニュアル的に行うだけで終わられてしまうのは致し方ないのかもしれなかった。

Cure Timeの相談員は公務員なのだろうか?
わたしのほうがまだましな対応ができるとすら思えたし、税金の無駄遣いだなと感じてしまった。


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