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カラーコンサルタント河野万里子の 『どうやったら研修講師になれる?』

こんにちは。

河野万里子です。

カラー歴20年です。

振り返ってみると結果として色々なカラーの講師業をしていたことになります。

これらの経験を一度整理して、これから講師業を極めたいと思っている人に何かヒントや気づきになればと思っています。

これらの経験が皆様のお役に立てれば幸いです。


「講師業」といっても色々な場があり、
その受注方法や、企画の進め方、キーマンなどが全く違います。

これらを、今までの経験からお話していきますね。

何かの分野の専門家になったら、「講師業」というのはついて来ますので、
「カラー」以外の業種の方たちにもお役に立てる内容だと思います。

さて、そもそも私がカラーで独立した時、どのような活躍の仕方をイメージしていたのか?

大舞台で活躍するカラー講師のイメージはありました。

しかし、まさか自分が「色彩検定対策講座講師」になるとも、「大学の非常勤講師」になれるとも思っていませんでした。

色々なチャンスの積み重ねが、これらの講師業に繋がったのです。

今から紹介する「講師業」は意図したものから、全く意図しなかったものまであります。

それを、講師業をした時系列でお話させていただきます。


①目の前のお客様に教える「カラー講師」

一番始めやすいのは、目の前のお客様に教えるスタイルです。

自宅サロンやどこかの会議室を借りてなど場所の確保が必要になる場合と、
今でしたらオンラインで繋がって教えるスタイル。

サービス料金の支払いに関しても、事前銀行振り込みの場合もあれば、当日現金払いというのもあると思います。一番原始的な講師スタイルです。


②企業や団体に単発で呼ばれる「セミナー講師」

これは士業や各団体の勉強会にその回の外部セミナー講師として呼ばれるパターンです。すでに会員があるコミュニティの場合は講師に集客義務はありませんが、
ホテルで単発にするセミナーなどでは、講師にも集客義務が発生する場合もあります。
この単発セミナーは10名ぐらいの少人数のものから、企業の「〇周年記念講演」などの場合、何百人のスタッフの前で話すということもあります。
セミナー講師の報酬はピンキリで数万円~ン十万円まで幅が広くなります。


③大学のエクステンション講座での「色彩検定対策講座講師」

大学に講師を派遣するエージェントに登録する場合と、すでに講座を担当している先生から、専門分野をスポットで依頼される場合などがあります。
この場合、その講師の代役になる訳ですので講座を全うすることはもちろんのこと、
報酬はその依頼された講師との取り決めになります。


④コンサルタント会社などから依頼を受ける「企業研修講師」

これも研修会社などに登録をして仕事を依頼される場合と、連続の研修の中の専門分野をスポットで依頼される場合などがあります。
私の場合は、売り場づくりのコンサルタントから「カラー」の専門分野の講師として採用していただいたのがきっかけです。

通常、研修は実績豊富で安心感のある講師が担当すると思いますが、専門性が高い場合は、研修講師としての経験が浅くてもスポットで研修パートナーとして採用される場合があります。

研修後にアンケートなどで評価を受けます。研修先の企業にはもちろん、間に入っているコンサルタント会社などに対して高い評価を受けるように全力で仕事を全うするのはもちろんのことです。


⑤商工会議所などの「行政での講座講師」

これは、商工会議所のサイトカラー監修からの講師依頼となりました。仕事の依頼が講師業でなくても、その後講師業に繋がる場合があります。私の場合、起業塾の「カラーでのブランド戦略」担当で、何年にもわたって講師をご依頼いただきました。


⑥カルチャーや市民講座などで教える「カルチャー講師」

カルチャースクールでの講師は、個人でアタックしても門前払いのことが多いと思います。専門資格を所有している協会やNPO、またそれに準ずる団体から派遣という形で講座を担当するのが一般的ではないでしょうか?

私は代表理事を務めていた協会のカルチャー講座拡大のために、必要があれば自らカルチャー講師を担当しました。

「カルチャー講師」は「○○さん」という個人がその講座を担当すると言うよりも、「○○協会所属のAさん」という立ち位置で、個人色ではなく団体色が強くなります。

講座内容も他のカルチャー講師と同じレベルで安定した講座を心掛けることが必要です。各カルチャースクールには、それぞれに講師料などの条件が決まっており、
その条件で協会やNPOは契約を締結し、その条件を踏まえて講師を選びます。

講師を依頼され、それを受託した場合は最初に条件などの交渉があるかと思いますが、一旦受けた後での条件の追加交渉は基本通用しませんので注意しましょう。


⑦自分で仕事を取り、企画から交渉まで全てをする「企業研修講師」

これは、既に研修会社やコンサルタント会社で教育を受けている講師であれば、可能かも知れませんが、一人何役もしなければいけないとても難易度が高い講師業となります。

「知り合いの会社から依頼を受ける」というのは、一番受けやすいカタチですが、「知り合い」というとどうしても馴れ合いの交渉になってしまう可能性が高いので注意しましょう。

そうならないためにも、メニュー表や価格表などを用意しておくことが必要です。


⑧大学で教える「非常勤講師」

これはまわりの非常勤講師の方々を見わたしても、そこの大学の先生か、その大学にツテのある先生からの推薦というカタチが多いと思います。
専門性が分かっていることと、大学講師として必要な学歴や経歴なども把握されているので、推薦がしやすいのではと思います。

私の場合、推薦された後に大学の学部長はじめ関係者の方々との面接がありましたが、これは中々緊張する場でした。

他にも自分で大学に応募して、というカタチもあるかも知れませんが、私のまわりでは聞いたことがないのでこれに関してはよく分かりません。


以上、ざっとですが今まで経験した「講師業」について振り返りました。

一口に「講師業」と言っても様々な種類があり、依頼のされ方も違いますね。

色々なチャンスに乘ってみることは必要ですが、自分に一番しっくりとくる講師業のスタイルを確立されるといいですね。

私自身振返ってみると、「カラーの専門性」を見つけていただいて依頼される、という形が一番多かったと思います。

専門性を磨きながら、「人目につく」活動をすることが講師業にとって大切なのかも知れませんね。


株式会社色彩舎
https://www.shikisaisha.jp/




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