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職人仕事の大変さ
横浜開港当時に輸出品として盛んに制作された工芸品、横浜芝山漆器。
最盛期には数百人もの職人がいましたが、現在では芝山漆器を専門に作る”芝山師”は宮﨑輝生さんただ一人となっています。
その宮﨑さんに取材させて頂いたのですが、現代の職人に立ちふさがる三つの関門という話が印象に残っています。
それは一番に技術習得の関門、二番目に販売相手を見つける関門、そして三番目の関門は、かつての商社や問屋のように面倒見る人がいないという点を挙げておられました。
技術習得の難しさは今も昔も変わらないのでしょうが、商社や問屋がいなくなった事で、自分で売り先も探さなければいけないし、どんな商品を作れば良いか、なども自分で考える必要が出てきたのです。
この難しい局面を、職人だけでなく伝え手も含めた新たな枠組みで乗り切っていきたいと思います。
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