詩 安息の日々を

多くの時間が費やされても、
それでも、僕は、退院できない。

どうしても退院できない。

食べたい物も食べれないし、人にも会えず、
途方にくれる······。

けれど、時々見る空の雲や、
時々食べる、美味しいおやつなんかや·····、
人生に於いては、何かしらは、
美しい瞬間がある。

人生に何が重要かは、
年を取った時に、分かるのだろう。 

そうして彼女も微笑んで、
僕は、安息の日々を送るのだろう······



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