
テレビで「きんたま」って言えるの?
下ネタはありません
はじめに(本文には関係ないです)
こんばんは。2番目の記事のテーマ、「きんたま」です。
前の記事の最後に書いた通り、「きんたま」についてです。有言実行です。
もし興味のある方は前の記事をお読みください。
また、私の記事を読んでくださった方やスキをしてくださった方、大変感謝しております。思ったことを書く記録帳といったものの、読者がいるというのは嬉しいですね。
特に、スキをされると承認欲求が満たされていくのを感じます。
noteは私の記録帳ですから、私もこの記事を読みます。私自身が読者なのです。ですので、私が読んで面白い、読みやすい記事を目指しています。それが皆様の感動に繋がれば幸いです。
さて、長くなりました。本題です。
ながら食べ
突然ですが、皆さんは「きんたま」って言いたくなるときありますか?

…私はありません
が、人は時として「きんたま」について語らなければいけないのです。
数日ほど前の話です、私はお昼ご飯を食べていました。自宅でお昼です。
ご飯を食べている時って他のことできないんですよね。口と手を食事に拘束されていますから。1人だとグルグルと考え事をすることも多いです。
私は普段は動画見たりするんですけど、その時はテレビをつけました。

春のセンバツ高校野球やってました。
昔から、高校野球をやる時期はテレビをつけっぱなしにすることもしばしば。ずーっと喋ってくれるので、ラジオ感覚で観れるのがいいですよね。
ながら食べは良くない、なんて言われそうですが、ご飯を食べながら野球を観てるのでセーフです。ながら観です。私にとってご飯は作業。havingではなくeating。自分で書いてて訳わからなくなってきました。
閑話休題。
センバツ高校野球を観ながらご飯を食べてたんですよ。(ながら食べじゃん…)
実況 「…ボールを投げました!」 「強い当たり!!」
なんて言ってるんです。
そしたら打球が跳ねて、打者に当たりそうになってて。私はそこから試合内容覚えてないんですよ。
…もう気づかれた方もいらっしゃると思います。
そう、その時、私の頭の中は
「実況は、金的で試合が中断したとき何を話してるんだろう」
でいっぱいになったんです。
相棒
我ながら、くだらない、と鼻で笑ってしまいました。
ただ、そんなことでもずっと考えてしまうのが僕の悪いのクセ。
当たり前ですが、きんたまを打つと痛いですよね。
ましてや、車より速い速度のボールが当たるんです。(重さはないですが)
その場でうずくまってしまうのは必至。試合は中断、なんとも言えない空気が甲子園に漂うのは想像に難くありません。
となると、ずーっと話してる実況は、その間を持たせなければなりません。
私が実況するならば…と考えたのですが、どうにも上手くいかないのです。
「精巣(or睾丸)に当たったようですね。」←生々しくてイヤ
「ボールが股間に当たったようです。」←ワザとぼかしてる感じが出てしまう
「内ももに当たりましたかね。」←いっそのこと、とぼける
「きんたまにボールが当たってしまいました!」←これなら…!?
自身の語彙が貧困であることを恨みました。
全然知らなかったんです、
生涯で片時も離れたことのない相棒の名前を。(今回は棒ではなく玉ですけど)
こんなにも真面目に男性の生殖器の言い換えを考えたことはありません。熟考した結果、「きんたま」ならいけるかもと思いました。(今思い返すと、だいぶ血迷ってますね)
ここで、さらなる疑問が生まれたのです。
テレビで「きんたま」って言えるの?
タイトル回収です。
「きんたま」って自然なんですけど、放送で流せるかというと疑問アリ。
なんか洗練されてないというか、日常で言うには申し分ないんですけど、電波に乗せるには野暮ったい気がします。
反対に、精巣や睾丸だと形式張ってはいるものの堅苦しく、さらには判読性が失われてしまいます。パッと聞いて分かりづらいですよね。
例えるなら、きんたまはクラスのひょうきんもの。精巣や睾丸は実家の太い美人のご令嬢です。親しみやすさが段違い。
というか、そもそも下ネタだからテレビで言えるんですか、という疑問もあります。それも加味した上で、わかりやすくするために表を作ってみました。

例えば、きんたまは表の②(自然,言えなさそう)です。
精巣(or睾丸)なら③(不自然,言えそう)になります。
①(自然,言えそう)に当てはまる言葉は私の語彙にはありませんでした。
そこで私は、
「きんたま」をさす言葉が放送に乗せれるか
実例はあるのか
この2つを調べることにしました。
1.「きんたま」をさす言葉が放送に乗せれるか
結論から言うと、場合によってはOK。
正確には、不適切な表現でなければ、OKぽいです。
場面的に「金的で試合が中断したときの実況」に関しては無問題です。(一応、私の見解)
不適切な表現は自主規制してるけど、明確に禁止されてる表現、はなさそうでした。
ここら辺は歴史とか政治とか堅苦しい話になるので割愛しますが、禁止しちゃうといずれプロパガンダに繋がるよね、表現の自由あるよね、みたいな。一方で不適切な表現もあるから自主規制しようね、みたいなことです。
NHKの放送ガイドラインには下記の様に書かれていたので、「きんたま」そのものは品位を失っていそうなので不適切。「股間」とかならセーフかなといった感じです。(念押しですが、あくまで個人の見解です)
放送法 第4条
一 公安及び善良な風俗を害しないこと。
【性】
●性の取り扱いや表現については、視聴者の意識など社会通念に照らして、品位を失わないように細心の注意を払う。
●番組で芸術性や事柄の実態を正確に伝える必要などから、性に関する表現や描写が欠かせない場合でも、家庭に直接、映像と音声が届くという放送の特性に配慮する。青少年が視聴する時間帯などに十分留意する。
もっとはっきり「睾丸はいいけど、きんたまとかはダメだよ」みたいに書かれてるものだと思ってたので、なんだか肩すかしを食らった気分です。
勝手に期待して期待外れになってしまったところで、実際に金的の場面があるかどうか、実例を探してみました。
2.実例はあるのか
すぐ見つかっちゃいました。
「きんたま 高校野球」で検索したら一発です。
なんと"ゴールドクラッシュ"さんという、金的の場面を集めた方がいらっしゃいました。
まさに私が考えていた「金的で試合が中断したときの実況」もついています。
誠に感謝。
さて、せっかくなので動画を見てみましょう。
ちなみにいくつか拝見したのですが、自打球が当たっている場面はほとんど無く、大体はキャッチャーやピッチャーに打球が当たっている場面でした。
バットにかすったボールがキャッチャーの股間を襲います。
さあ、待ちに待った実況は…
「股間に当たりました」
「急所に当たったかも」
「下腹部ですが大丈夫でしょうか」
こんな感じに表現していました。
気まずい間を、黙ってさらに気まずくするようなことはありませんでした。
そして、思っていたよりは言いづらそうにはしてませんでしたね。
加えてやはりプロの方、放送に乗るのを理解しているのか、品位を失ったような表現はしていません。
これが素人との差か…
「きんたま」でいいや、なんて考えていた自分が恥ずかしい。
さらに言えば共感するような、寄り添うような感じの話し方でした。
気遣いも忘れていません。こちらもポイント高いですね。
結論:プロはきちんと実況するし、気遣いも忘れない。
おわりに
いかがだったでしょうか。
「きんたま」は
特別放送禁止されてはいない
場面に適切であれば、性に関する言葉は言える
言ったとしても品位は失わずに
といったところです。
例えば、『おしりたんてい』と言うときは「おしり」を不適切な表現として用いてないので、OKかな。
社会通念ではまだ「きんたま」は品位のない不適切な表現だろうと思います。
『きんたまそうりょ』とか発行して有名になれば、「きんたま」を公共放送の電波に乗せることも可能になるかも知れないですね。以上です。
前の記事は自己紹介とかでまともに記事を書いてなかったので、この記事が初めての記事と言っても良いでしょう。初めてにしてはかなり要点も絞れて簡潔に、そしてなにより楽しく書けた気がします。
……こんなんでいいのでしょうか?
次のテーマは未定ですが、もう少しまともなこと書きたいですね。
それでは、また今度。