【第1回】立花シキミ式VRChat用アバター改変ワークフロー(コンセプトメイク編)
前略、Twitterがバズりました。ありがとうございます。
このツイートの下に、この簡素なモデルがどうやって衣装になったのか、改変の手順をサラッと書いたんですが、全然わからんってコメントが複数あったので、今回は私なりのやり方をまとめてみたいと思います。
さすがに手順がめちゃくちゃ多いので、小分けにして書いて行こうかなと思ってますので、ゆるりとお付き合い頂けますと幸いです。
なお、今回から紹介していくのは、アバター改変をする際の考え方や手順の紹介がメインになります。
使用しているアプリケーション等の違いがあっても問題なく読める記事にしていくつもりなので、参考にできる部分があればないいなと思っています。
モデリングの細かいやり方やアプリケーションの操作方法等については、すでに私よりモデリングが上手く、しかも説明も上手な人がインターネット上に様々な情報を遺して下さっていますので、そちらをご参照ください。(Twitterとかで聞いてくれれば、おすすめのYoutubeや書籍、記事なんかは教えられます。)
そんなわけで、今回から作っていくアバターがこちら。
この娘を作っていきます。
素体にはMAKIEDA先生の水撫月ちゃんを使用しています。最高のアバターです。是非みんな買ってください。
では、前置きはこのくらいにして、始めていきましょう。
制作手順は
コンセプトメイク
↓
モデリング
↓
ウェイトペイント&合わせ
↓
ハイモデル制作・テクスチャリング
↓
Unityでマテリアル設定
って感じで進めていきます。
まず大事なのがコンセプトメイクの部分です。なんなら実はこれが一番大事なんじゃないかと思っています。
ここで大まかなアバター改変の方向性を決めていきます。
どんなアバターにしたいのか、服は何を着るのか、どんな素材で、どんな色なのかetc…
ここでどれだけ妄想を膨らませられるかで最終的なクオリティが変わってくるので、時間をかけてたっぷり妄想しましょう。
私はPinterestとか見ながらイメージを考えたりしてます。
今回私はこの時点で、
・かわいい系よりは、かっこいい系で現代風(中世風だったりSFだったりしない)
・デカいアウターを着てシルエットが三角形(A型)になるようにしたい
・白と黒を基調に、髪に青色のメッシュ、服の裏地にポイントでオレンジの差し色を入れたい
・インナーは透け感のある素材でデコルテを見せたい
・タトゥーをお腹の辺りに入れたいのでトップスは短いものにする。
とか、そんなことを考えてました。
ポルカドットスティングレイのパンドラボックスのMVでボーカルの雫さんが着てる服とか、かなり参考にしましたね。
そんなわけで大体の作りたいものを決めたところで、どこを自作するのか考えていきます。
全部自作するのも手ですが、クオリティと手間を考えると、買えるところは買っちゃった方がいいな〜と思ったので、今回は一部を自作、その他は購入したものを使用させていただく方向で進めることにします。
今回はアウターは制作難易度が高いので、BOOTHで買ってくることにして、
アウターの下に着る服はイメージに近いものが無かったので自作することにしました。
アウターに関してですが、水撫月ちゃん対応衣装は残念ながらあまりないので、体型が似ている森羅ちゃん対応のものを買うことにしました。非対応衣装の着せ方も今後の記事で書いていく予定です。
そ んなわけで購入したのはCarpediem様制作のHoundです。めちゃくちゃかっこいい上に、サイズがかなり大きいので、多少体型が違うアバターでも余裕を持って着せやすいです。
さて、アウターも購入できたところで、次回からはいよいよ衣装の自作に移っていきましょう。
まずはラフモデルの制作からですね。
お楽しみに。
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