見出し画像

❹失敗の再現性「意識改革」

問題が尽きない店舗で共通している事。

共通して言える事は【意識改革】しようとする事。

●外部からセミナー講師を雇おう
●社内研修を実施しよう

完全にコレ。

これ自体は別に悪くはないのだけど、コレだけで何かが変わると考えていると痛い目を見る。

改革した気になって気持ち良くなって終わり。
結局何も変わっていないという事がある。

コレは本を買っただけで読まずに満足してしまう事に似ている。

ここで起きている事は非常にシンプルで「意識する事」は楽しいから。


意識で変えられる人。

自分の意識を変えてから行動を変えて結果を変えられる人は一握り。

意識を変えただけで行動を変えられる人は相当すごい人。自分の周りのすごい人を思い返して欲しい。数人はいると思う。

自分にも一人いてそれが中学時代の友人。毎回テストは赤点なのに急に勉強すると言い出して空いてる時間全てを勉強に当て始めた。数分あったら教科書を開くので話す時間すら無くなった。結果として彼は短期間で偏差値を30も上げて進学。今では年間売上1000億円の社長になっている。

とまぁ全ての人がそんなことできる筈もない。
つまり意識から変えるというのは相当難しいということ。

燃えるような気持ちだったのに三日坊主で終わった経験は多くの人があるはず。凄く好きな人だった筈なのに付き合う事になったら冷めちゃう人なんてのもいる。

「意識して始める前にワクワクする」というのはこういう事。何も変わっていないのにワクワクだけ先にしちゃう。

そこで「満足」してしまう。で終わり。

だから一般的に最初に変えるべきは意識なんかじゃない。


「具体」を変える。

例えばスタッフに何かを変えて欲しいのなら【意識しろよ】という指示は的を射ない。理由は前述した通り。だから具体を変えてしまう。

例えば「顧客を見て欲しい」なら見える様に変えてしまう。

  • 配置を変える

  • オペレーションを変える

  • ルールを変える

なんでも良いけどとにかく具体的に変えてしまう。

少なくとも【行動】が変わるので【結果】も必然として変わる。

「意識して欲しい」と思う場合、その真の目的は「結果が変わる事」の筈なのでそこにコミットする。

なぜそれが必要か改めて言うと意識しかしない人は【そもそも新しい事をやりたくない人】だから。

コレが「意識を変えて欲しい」というのが基本的に間違いになってしまう事が多い理由。


以上

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?