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㉓失敗の再現性「安売り」

問題が尽きない店舗で共通している事。

共通して言える事は【安売り】すること。

●価格を下げたら売れる様になる

●安売りしか拡販方法が思いつかない

完全にコレ。

「安く」はどこかで破綻する。
もしくは破綻している。

お金は湧いてくるわけないのだから
異常な「安さ」はどこかが割を喰っている。

それは従業員の給与かもしれない、現金売上をちょろまかして税金を抑えるなどなら国益を損なっている。

安く売る前に

  • 「売れる」は価格だけが指標だと勘違いしている。

  • 「安さ」しか価値ない商品orサービスになっている。

  • 「売れる」その前段階、顧客に商品が「伝わっているの?」

「売れる」とは数ある店舗や商品や人の中から「選んでもらえた」という事が本質なのだから
先ずは安売りする前にここに向き合う事が必要。

本の一冊でも読んだり、人の話を聞きに行ったりしたら良い。人間の脳は太古の昔に進化が止まっただから人間心理もその時代から大きく変わっていない。

だから「人」を知ること。


法則を知る。

『返報性の法則』

親切にされたら親切を返す心理。
「コミュニケーションは鏡である」

❶無料

安売りダメと言っといて無料ってなんやねん!て思う人は本質を履き違えてる。
「意味のない無料はダメ」
そして
「タダより高いものはない」
が本質。

人には返納性があるのでお返しをしようとする心理がある。
日本の文化にも昔から「お返し」があると思う。
人と人のコミュニケーションの基礎とも言える。

例えば…

無料サンプル=試食・試飲・試供品・体験版・試し読みetc…

特に日本人は「断る」のが苦手だから
「一回ぐらい買ってみるか」と一定数なる。

それ以外で言えば…

人が本当に困っている時に自己犠牲の上で手を差し伸べれば一生感謝されるし逆に困った時に助けてもらえるかもしれない。

そんな打算的な事を考えなくても助けるのは人として当然だけど一旦それは置いておく。


法則を知る2。

良くも悪くも利用される法則。

  1. 社会的証明→大衆心理効果(みんな同じモノやコトを選んでいるから自分も選ぶ)・行列があると流行っていると思う心理。

  2. 権威性→主に広告でよく見る。業界No. 1、日本3大〇〇、なんとか金賞受賞etc…なんらかの権威に寄る傾向。

  3. 希少性→商品アピールによく使われる。日本でここしか売っていない・プレミア商品・期間限定10個etc…相対的に価値を高く見せる。

こういう法則を知っていると普段テレビを見ていたり街を歩いていると

  • こういう意味なんだなぁ

  • これは爆弾商品だなぁ

  • これは価値が高いなぁ

とか色々と「見え方」が変わってくる。


追伸:

そして価格は価値とイコールなのだから安売りや無料は実は高騰テクニックでもある諸刃の剣。
個人的にいうなら「タダで飲む酒はうまい」とか冗談でも言う人は爆弾な可能性があるのでプライベートで関わらないし、とにかく低単価で済まそうとする人ほどクレームを言う前提だったりするのでそういう人には売らないなど経験則がある。

悪意は存在するのだから善意の人を大切にする方が本当の顧客のお店にとってそれが望ましい。
悪質な人には去って頂くのみ。


以上

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