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攻殻機動隊とブルガリアン・ヴォイス

映画"攻殻機動隊"で使用されている楽曲の中でも、特に印象的な曲「謡」

"攻殻機動隊"を見たことがない人でも、一度くらいは聞いたことあるんじゃないでしょうか。

この「謡」を初めて聞いた時。既視感というか既聴感というか、な〜んかどこかで聞いたことあるように思えて、その後もずっと気になってたんですが、最近その謎が解けました。

こちらの記事を書くために探した、1984年10月30日のサウンドストリート(火曜・坂本龍一)の録音↓

そうです、これだったのです。

デビッド・シルビアンとピーターバラカンがゲストの回は確かに聞いた覚えがあるので、これに間違いないでしょう。

たまたまメロディが似ているのと、坂本教授の解説にある通り、このブルガリアン・ヴォイス(伝統的な女声合唱)の発声法は日本の民謡と似ているそうで、それもあってより相似性を感じたんでしょうね。

なるほどそういうことか〜。

探してみるとブルガリアン・ヴォイスの動画は結構上がってて、どれも美しくも少し哀愁ただようハーモニーが印象的。

これなんか聴いてるだけで不思議と泣けてきます💦
Zaspalo e Chelebiiche(セレビーチェは眠っている)

もちろん楽しい明るい曲もありますけどね。

そういえば「謡」を歌ってる方達がどういうグループなのか知らないなと思って調べてみると。。

決め手となる西田社中のコーラスにたどり着くまでには色々あって、最初にでた案はブルガリアン・ヴォイスだったんです。でも、向こうの農家の娘たちが歌う民謡のようなものだから、仮に現地までいっても歌い手は譜面がよめない。このままでは収録できないことが判明して行き詰まったとき、もしかしたら国内で民謡をやっている人だったらいけるんじゃないかとなったんです。たまたま西田社中の皆さんは洋楽の素養があったから譜面がよめた。あとは、もうやるだけでした。

アニメハック「攻殻機動隊」25周年リレーインタビュー より

なんと「謡」はそもそもブルガリアン・ヴォイスを想定してたんですね。
偶然かと思いきや、繋がりがあったとは驚きました。

久しぶりに「攻殻機動隊」と「イノセンス」見ようかな。


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