フィギュアスケートの名プログラムを素人が勝手に解説:髙橋大輔「マンボメドレー」
2010年スケートアメリカ。髙橋選手のSP「マンボメドレー」
これ、もう12年も前なんですね〜。しみじみ。
振付を担当したシェイリーン・ボーンが彼の魅力を最大限に引き出した、競技会であることを忘れてしまうようなプログラムです。
のっけから女性ファンの黄色い声が😆
こんなに男の色香ムンムンでセクシーな「マンボメドレー」を滑りこなせそうなスケーターは、シングルでは髙橋君以外に思い浮かびません。
キャンデロロやランビエールやヤグディンも艶っぽかったけど、ここまでじゃないですもん。
2010年ということはバンクーバー五輪直後のシーズン。だからこんな思い切った挑戦が出来たんでしょうね。
ミーシャ・ジーも絶賛した圧巻のステップシーケンスは何度見ても見飽きません。
ジャンプやスピンも見事に振り付けに溶け込んでるし。
最近でもショーで披露することがあるようなので、自身も気に入ってるんでしょう。全要素を確実にこなさなければならない競技会より、ショーの方がこのプログラムの魅力を一層感じられるかもしれません。
日本の男子フィギュアスケーターのイメージを一新したとも言える髙橋君。
髙橋君がスケート始めた頃は、「男のくせにフィギュアスケートなんかやってんの?」なんて言われたこともあったらしいですけど、彼や羽生君が活躍したことでそんなこと言う人は日本からいなくなったんじゃないかしら。
ちなみに羽生君がシニアデビューしたのも、髙橋君がこのマンボメドレーをSPで滑った2010ー2011年シーズン。初めて羽生君見た時は「うわ〜、頭が小さくて手足が長い。日本にもついにこんなダンスール・ノーブル的な(バレエで王子様役を任されるダンサー)男子スケーターが出てきたのかー」と、また別の意味で感慨深かったです。