ヤマトよ永遠に REBEL3199 第二章 観た感想
「ヤマトよ永遠に REBEL3199 第二章 赤日の出撃」(長いな〜)を観てきました。
〜ネタバレあり〜
新シリーズはファーストから完結編までを一つの大きな「サーガ」としてストーリーを再構築しており、旧シリーズとは時系列も各星間国家の関係性もかなり異なっています。
加えて第一章同様、登場人物は増え、各種設定もさらに細かく深くなっているので、私のような新シリーズを一部しか見ていない&事前情報を仕入れていないオールドファンからすると、「なんでここで『ボラー連邦』とか『アクエリアス文明』の名前が出てくんの??」「あなたどこの星の誰?」となってしまう訳です😅
しかし、映画鑑賞後に解説サイトやご覧になった方の感想を見てみると、むしろ情報量の多さについていけなかった人の方が多そうな感じですね。
とまあ、多少の混乱はありましたが、今回も期待以上に面白かったです。
特に雪がね、超カッコいいんですよ❤️
背後からイジドールを襲うシーンとか、旧作の雪のキャラではあり得ない。
そして通信量の増加からデザリアム側の苦戦を読み取る洞察力。
そうだよ、忘れてたけど彼女もれっきとした「軍人」なんだよね、と。
時代的にしょうがない面もあるでしょうけど、旧シリーズでの女性の描かれ方については、オフィシャルファンクラブの機関誌に投書したぐらい(笑)当時の自分も物足らなさを感じでいたので、雪の活躍がなんか嬉しいのです。
そして雪とは対照的な、古代の腑抜けっぷり😆
その様子を雪が見たとしたら、「地球で私が孤軍奮闘してる間にアンタ何やっとんねん」的な。
アムロみたいにウジッとしてる古代もそれはそれで新鮮ですが、さすがそろそろ覚醒して欲しいですね。
もう一人のヒロインであるサーシャはというと、旧作と違って序盤ではまだ年齢相応の子供。これでどうやってストーリーに絡ませるのかなと思ってたら、第二章終盤の展開から想像するに「クラリスと指輪」とか「シータとペンダント」みたいな感じに第三章ではなるのでしょうか。
「イスカンダルの欠片(かけら)」であるサーシャが、デザリアムが欲する何か大きな力を目覚めさせる「鍵」になると。
予告編では成長した姿になっているけど、横にいるのはデスラー?
だとしたらデスラーが彼女を助けてヤマトに送り届けるという展開が想像できますね。
古代が腑抜け状態から脱するのも、デスラーがトリガーになるような気がします。
サーシャといえば、第一章では岩崎宏美さんの「銀河伝説」が往年ファンの涙腺決壊ポイントでしたが、第二章の感激のツボは潘恵子さんと潘めぐみさんが揃ってキャスティングされていたことではないでしょうか。
マザーデザリアムの声を聞いた時に「あれ?この声はもしかして??」って思ってたら、エンドロールに潘恵子さんのお名前を発見。
ファーストの放映開始から50年ともなれば、旧シリーズに出演されていた声優さんの多くが既に鬼籍に入られている訳で、そんな中でなつかしい声を聞くことが出来て嬉しかったですね〜。
しかも、かつて恵子さんが務めたサーシャ(澪)役を娘のめぐみさんに当てるとは、なかなかニクイ演出です。
余談ですが、潘恵子さんは「機動戦士ガンダム」ではララアとイセリナを担当された方なんですよ。
さて、ヤマトはようやく発信したものの、なかなか話は進まない(笑)
オールドファンとしてはなんか焦らされてる感がありますね。
来年4月の第三章まで、デザリアムの「嘘」がどうやってバレるのか、あれこれ妄想しとくとしますか。