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中年アジュンマ 5年ぶりのソウル旅<準備編>

11月の3連休を利用してソウルに行ってきました。
ソウルは6回目ですが、コロナ禍を挟んで2019年以来、5年ぶりの渡韓です。

さすがにこれだけ年数が開くと、日本、韓国ともに色々と事情が変わってそうだったので、今回は初心に戻って(?)入念に調べて準備しました。

この記事がこれから韓国へ旅行する方の参考になれば幸いです☺️


入国に必要な書類

2024年11月現在、韓国に入国するにあたり査証(ビザ)およびK-ETA(電子旅行許可制度)への登録申請は不要となっています。
ビザもK-ETAもなかなか面倒そうだったので不要になったのは助かりますね。
コロナ禍以前と同様、パスポートさえあればOKということになります。
ただ、韓国はパスポートの残存有効期間が3ヵ月以上残っていないと入国できないので要注意。
国によって入国に必要な残存有効期間が違うのと、そもそも残存有効期間が必要なことを知らない人が意外と多いようですので、同行者のパスポートの有効期限も確認しておいた方がいいですね。

余談ですが私はコロナ禍真っ最中の2021年1月にパスポートを更新したので、申請も受け取りも2分ぐらいで終わりました(笑)
当時閑散としていたパスポートセンターも、さすがに今は渡航者も増え、混雑しているかもしれません。

通信

韓国での通信手段について、過去の旅行には国際ローミングかルーターレンタルを利用していました。

国際ローミング(データローミング)

メリット:

  • 一番手間が少ない。事前申し込み不要、スマホの設定変更のみでOK。

  • 旅行日程の延長や短縮に柔軟に対応できる。

デメリット

  • 利用料金が高い。ソフトバンクのデータ量無制限プランの場合、2,980円×4日間は1万円超え。。(パケット上限付きの安いプランもあります)

海外Wi-Fi(ルーター)レンタル

メリット:

  • スマホ側でWi-Fi電波を掴んでパスワード入れるだけなので簡単。

  • ルーターを複数人でシェアすることが可能(注:接続台数制限あり)。

  • 古いスマホやガラケーでも、まず問題なく使える。

  • 欠航などで帰国が延期になった場合でも事業者に連絡すれば期間延長ができる。(期間短縮も同様)

デメリット:

  • レンタルなので申し込み、ルーターの受け取りと返却の手間がある。

  • イモトのWi-FiことXComの場合、1,860円/日(キャンペーンサイトから申し込むと1,390円)の容量無制限プランの場合、4日間で7,440円となり一人で使うとなると少し割高。

  • ルーターの充電、バッテリー切れに注意が必要。

  • 複数人でシェアする場合、万一グループからはぐれると連絡が取れなくなる。単独行動が出来ない。ルーターや電波に不具合出たらグループ全員一網打尽。

という感じでローミングとルーターレンタル、どちらも一長一短あるのですが、調べてみると現在はeSIMという便利なものがありました。

eSIM

メリット:

  • SIMカードの入れ替え不要。したがってカードの紛失、破損、汚損の心配もなし。

  • 利用料が安い。プランによるが4日間データ無制限が1,500円ぐらいで使える。

デメリット:

  • SIMフリーまたはSIMロックを解除可能で、かつeSIMに対応した機種でないと使えない。

  • SIMロックされている場合、キャリアでの解除手続きが必要。

  • 慣れていないと設定がやや手間。電話番号付きプランの場合はパスポート情報の登録も必須。(韓国入国管理局と連携しているらしい。犯罪防止かな。)

  • 買い切りなので欠航などで帰国が延期になった場合でも期間延長ができない。

とにかく安いのとSIMカードの入れ替え不要というのが魅力的ですね。
確認したところ自分のiPhone 12 miniはeSIM対応機種だったので、今回はeSIMを利用することにしました。

4日間データ無制限に加えて、受信専用電話番号とSMSも使えるプランをamazonで購入。(現地でタクシーやウェイティングシステムを利用する際に韓国で使える電話番号が必要になる場合があるらしい)
韓国最大手SKテレコムの正規版で2,250円でした。

日本国内で購入すると日本語でサポートしてもらえるのも安心ですね。

購入後、設定用のQRコードや設定方法などがプリントされた書類が届きますので、出国前に設定をしておきます。

ちなみに私は渡航前日に設定したのですが、SIMロックを解除するのをすっかり忘れていてかなり焦りました😅
SIMロックを解除しておかないと、設定自体が全く出来ません。
幸いソフトバンクはMy SoftBankからオンラインで解除手続きが可能で、手続き完了後即時解除されましたが、キャリアや端末によっては数日かかる場合もあるそうなので、ここも要注意ポイントですね。

とりあえず設定が出来ていれば、現地では回線を切り替えるだけで使えるようになります。

通貨、決済手段

WOWPASS(ワウパス)

これまでの韓国旅行では、決済にはウォン現金かクレジットカード、電車移動にはT-monyカード(交通系ICカード。日本でいうICOCAとかSUICA。)を使っていましたが、2022年に登場した外国人観光客向けのサービス「WOWPASS(ワウパス)」が便利と聞いたので作ってみました。

WOWPASSとは、簡単に言うとプリペイドタイプのクレジットカード。海外でクレカを使うことに抵抗がある人、そもそもクレカを持っていない人にとって便利なカードです。
従来からあるT-moneyと違うのは円でチャージ出来ることとアプリで残高を確認できるところで、しかも残額を現金で引き出すことも出来ます。(ただし手数料がかかるのと、1000ウォン以下は引き出せません)
WOWPASS同士で送金ができるので割り勘も現金をやり取りせずに済みます。

さらに、T-moneyは使える店が限られるのに対し、WOWPASSはクレジットカードが使える店ならまず間違いなく利用可能ですので、クレカに対応していない屋台や個人商店を除けば、ほぼキャッシュレスで旅行を楽しむことが出来そうです。

実際、念の為1万円分だけウォンを現金で持っていきましたが、後述する気候同行カードにチャージする時ぐらいしか使う機会がなく、最後はWOWPASSにチャージして使い切りました。

なおWOWPASSにはT-money機能も付随しており、2024年10月からはアプリ上でWOWPASS残高からT-moneyに移すことも出来るようになりました。それまではT-moneyは別途チャージする必要があったので、かなり便利になりましたね。T-moneyの残高もアプリで確認できるようです。

WOWPASS(ワウパス)の入手

WOWPASSは現地のWOWPASS機で即時発行出来ますが、パスポートの登録などでわりと時間がかかるため、観光シーズンには明洞や空港のWOWPASS機の前がカードを作る観光客で行列になることも多いそう。実際今回の旅行でもソウル駅などのWOWPASS機に日本人観光客がずらっと並んでるのを何度か目撃しました。
私は行列のプレッシャーの中で焦ってうまく出来なかったりしたら恥ずかしいので(😅)、800円と少し割高にはなりますが(現地で作ると500円程度)日本で事前に購入し、アプリの設定までやっておくことに。

amazonでWOWPASS公式から購入出来ます。

WOWPASSアプリをダウンロードしてカードを登録し、有効化までしておけばあとは現地でチャージするだけです。
カード登録時に紹介コードがあると招待した方、された方両方に特典があるので、事前にカードを持っている人から招待コードをもらっておきましょう。

気候同行カード

今年からサービスが始まった、ソウル市内の地下鉄が一定期間乗り放題になる交通カード。
1日なら5,000ウォン、3日間なら10,000ウォンというように、最大30日まで利用したい期間に応じてチャージして使います。
T-moneyも便利でしたが、こちらは残高を気にすることなく使えるのがメリット。また、期間終了後もチャージすることで繰り返し使うことが出来ます。

チャージとは別にカード自体を3000ウォンで購入します。

気候同行カードについては日本国内で正規に購入するルートがありません。(どうしても欲しい場合はメリカリとかで買うことになります)
駅近くのコンビニや観光案内所で簡単に購入できるという触れ込みでしたが、これがなかなか入手に苦労しました。

というのも旅行初日が日本の3連休の最終日。おそらく連休中に日本人旅行客が明洞中のコンビニでカードを買っていったのでしょう。どのコンビニへ行っても売り切れ状態です。
コンビニの店員も何度も同じことを聞かれてうんざりしているのか、「オプソヨ(ありません)」もぶっきらぼう😅

諦めて普通のT-moneyカードを使うことにしましたが、乙支路入口駅近くまで行ったついでに次の乗り換え駅である乙支路3街駅まで歩いていったら、駅前のコンビニに沢山在庫がありました😆
なるほど、観光客があまり来ないような駅の近くを狙えば良かったのですね。

と言うわけで気候同行カードも無事に入手できました。

乗り換え案内アプリ

今回の旅行では、韓国旅行好きにはお馴染みのKONESTが発行してる路線地図アプリを使いました。

駅名を入力しなくても地図上で乗車駅と降車駅名をタップして検索すれば所要時間、経路、運賃が調べられます。

また、所要時間優先か乗り換え回数が少ない方を優先かが選べるようになっているのも便利でした。
所要時間が多少増えても乗り換え回数が少ない方が良い場合もありますもんね、特に海外は。

服装

この時期のソウルは日本と同じく寒暖差が激しく、何を着ていったらいいか悩ましいところ。

渡航前日のソウルの週間予報

しかも季節外れの台風接近の影響で寒暖差の度合いがいっそう酷い😅
渡航日(日曜)と最終日(水曜)の気温差が最大20℃って。。

気温13℃とか11℃となると本来なら真冬の装備が必要ですが、極力身軽に行きたいので、急遽ユニクロでパフテックジャケット(これが軽くてコンパクトに収納できて重宝しました)を購入。加えて薄手のダウンベスト、ヒートテック、マフラーでしのぐことにします。

旅行傷害保険

私は海外旅行に行く際は、どんなに短期でも旅行傷害保険に加入することにしています。
というのも昔勤めていた会社の重役がハワイでゴルフ中に倒れ、傷害保険に加入していなかったがために莫大な医療費を請求されたという事例を実際に見聞きしたからです。

クレカ付帯の保険もありますが、やはり損害保険会社のプランの方がより安心ですね。欠航による追加宿泊費を保証してくれるのもありがたい。(過去に台風で足止めを喰らった経験あり)

ネット申し込みなら韓国4日間で保険料2,000円(掛け捨て)。これで万一の治療費2,000万円まで保証してもらえます。

というわけで準備は万端(?)。
いよいよソウルに出発です。

<つづく>

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