対人恐怖を超え、相手の立場に立ってコミュニケーションをとるには?
こんにちは。
今回は「自己防衛を捨て、相手の立場に立ってコミュニケーションをとる」ということについて書きます。
あなたは周囲からこのようなことを言われることはありませんか?
ちなみにこれは私が営業職をしていた時に先輩・上司から死ぬほど言われてきた言葉です。(笑)
そしてこのようなことを周囲から言われ続け、こう思っているかもしれません。
私はコミュニケーションにの分野ついて長年悩んできました。
相手の立場に立ってコミュニケーションが取れず、コミュ障な自分のことを「出来損ないの人間」だとも思っていました。
その一方デキない自分のまま諦めることもしたくなかったのです。
色々模索している中で、ある一つの結論に達しました。
相手の立場に立ってコミュニケーションを取ることを阻害している要因があると。
今回、仕事・交友関係で上手くコミュニケーションが取れず壁を感じている方にとっては、本質的な解決の糸口となりえますので是非ご覧いただければと思います。
では早速進めていきましょう。
人は本当の意味で、相手の立場に立って考えることはできないが。。。
営業職などに従事していると「相手の立場に立って聞け」とよく言われますが、本当の意味で相手の立場に立って聞くことができる人はいません。
なぜなら、同じ人はこの世には存在しないからです。
ただコミュニケーションの得手・不得手で全く異なる成果を上げたり、充実した人生を歩んでいる人を目にしているかもしれません。
では、何がコミュニケーションの得手・不得手を左右しているのでしょうか?
それは「どこまで相手に憑依することができるのか」の差です。
このようなことを自分のまま相手の立場に立って想像するのではなく、相手が相手の立場であったらどのように考えるかを想像できるかがカギとなります。
ここで、「自分の考えのまま相手の立場に立って想像する」のではなく、「相手が相手の立場であったらどのように考えるかを想像する」と書きました。
そうです。
コミュニケーションが上手くいかない人は、自分の考えのまま相手の立場に立って想像しようとしているのです。
それでうまくいっていれば良いですが、今まで上手くいっていないのであれば、それは現実において効果的でないということを認める必要があります。
つまり、自分の”先入観”の中でコミュニケーションをしています。
自分にベクトルが向きすぎているのです。
防衛型のコミュニケーション
上記でも書きましたがコミュニケーションが上手くいかない人は、ベクトルがほぼ自分に向いていて、全くと言っていいほど相手に向いていません。
コミュニケーションが上手くいかない人はこのようなセルフトークをしているかもしれません。
この言葉を見てみると、自分の先入観の中でコミュニケーションをしている=防衛型のコミュニケーションをしていることに気づきませんか?
めっちゃ自分を守ってますよね。
ではなぜ自己防衛的型のコミュニケーションをとるようになったのか?
それは過去のコミュニケーションで強烈な失敗を経験したことに起因しています。
何度も書きますが。
自分を守るために、自分の”先入観”の中で話をしています。
失敗をして傷つきたくないから。
よくあなたは殻にこもっているとも言われませんか?
もし言われているのであれば、間違いなく自分を守るコミュニケーションをしています。
まずはここを自覚することから始めましょう。
また、この自己防衛的な態度であることは悪いことではありません。
今まであなたは自分を守らなければ生き抜けなかったのだと思います。だからまず自分自身を受け入れてあげてください。
ただ、今後はこのコミュニケーションスタイルをする自分であることに限界がきているのだと思います。そして自分自身もそのことに少なからず自覚している。
ではこの防衛型のコミュニケーションを脱却し、相手の立場に立ってコミュニケーションをするためにはどうすればよいのでしょうか?
そのためには、阻害している要因=過去の強烈な失敗体験を克服する必要があります。
そして失敗体験によって芽生えた「思考の癖」を削ぎ落す必要があります。
過去のコミュニケーション上の失敗経験を観る
過去のコミュニケーション上の失敗経験を観てみましょう。
例えば、
など5W1Hで当時の状況が目に浮かぶように最低10個以上、50個、できれば100個と書き出してみてください。
共通項はありませんか?
見出すことができた共通項が、あなたの人生でパターン化していることです。大体同じ結末を迎えていることが多いと思います。
そしてその時に自分で自分のことを何だとラベリング(レッテル貼り)をしているかを観てみると良いです。
これがあなたのコミュニケーションエラーを引き起こす根本原因です。
例えば私の場合、「私は出来損ないの人間だ」というラベリングを自分にしていることに気づきました。
(※メンタルモデルという書籍の中の分類では、「欠陥・欠損」というものに該当するらしいです。書籍もあるので興味がある方はご覧いただいても良いかと思います。)
そして、思考の癖としての「出来損ないの人間だ」ということを証明するために、現実社会からその証拠を拾い集めようとしているのです。
その結果コミュニケーションの分野でも、自ら巧妙に失敗を引き起こしているのです。
この思考の癖=ラベリングは人によって異なるので、ぜひ内省を通してご自身を振り返ってみていただければと思います。
ここまでの話をまとめると、
コミュニケーションが上手くいかないのは、自分で自分に課しているラベリング(「出来損ない」「愛されない」「価値がない」「一人ぼっち」等)に起因しているということです。
積極性を持ち、コミュニケーションを取るには?
相手の立場に立ってコミュニケーションをするには、相手に憑依をすることだとお伝えしました。
また防衛的なコミュニケーションを取る理由は、自分で自分のことを何だと規定しているか(ラベリング)によるということをお伝えしました。
では、最後です。
自己防衛を脱して、積極性を持ち、相手の立場に立ってコミュニケーションをするにはどうすればよいか?
その答えは、今の自分のセルフイメージを許してつつ、アクションを今すぐすることです。
例えば「私は出来損ないだ」というセルフイメージの素晴らしい点はどのようなことがあるでしょうか?
「出来損ないって、案外悪くないかも。」と思えたらしめたものです。
そして、上記で挙げてみた行動を今日明日からすぐに実行することです。
このように日々アクションを実行していければ、他人が喜ぶようなことが感覚的にわかってくるし、相手の立場を慮って行動できる場面も増えてきます。
結果を直接的に求めても手に入りずらいかもしれませんが、意外と遠回りに見える行動が成果を上げることは少なくありません。
だからこそ、本日の記事の内容を見て思うことがあるのなら、ぜひ日常に取り入れすぐに実践してみてください。
本日はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございました!
「いいな」と思ったら、「スキ」を忘れずに押してもらえると励みになります。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?