世界にひとつだけのジュエリーを、自分の手で作る喜び
こんにちは。天然石手仕事ジュエリー ひかりのいしむろ 店主の原口あゆみです。本日、ひかりのいしむろの公式サイト(Web shop)が完成しました!!やっっっっほい!!
やっと新作&コラムアップ(noteのひかむろ系エッセイ転載)が完了しました!今後の更新方法も決めて、これでよし!って感じです、今。ふー...。良い汗かいた〜〜!
今後の新作UPは「満月」と「新月」に行い、夜18時ごろにインスタとメルマガ ひかむろだよりでお送りします。(メルマガはこちらからご登録いただけます。)
↓この画像クリックで完成したサイトにジャンプできます。
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実はサイトも新作も、ほぼ出来上がっていたのに私の行動が止まってしまっていたのです.... ごめんねパートナー氏よ...!そして優しくケツを叩いてくれてありがとう....!!やっと軌道に載せられそうな気がしてきたよ!!
さて。今日はそのパートナー氏からの寄稿をお送りします。(ちなみにサイト制作、バナー制作も彼女が担当しています。ものづくり、デザインが得意で、新しい技術の習得もはやい器用な人です。彼女がどんな事を感じながら編んでいるのか、ぜひnoteでつながっている皆さんにも知っていただけたら嬉しいです。
ただ、大人数やイベントの場は苦手なので、残念ながら8/25(日)のnoterハンドメイド展示交流会(非公式)には来られなさそうなのですが...もすこし少人数でマクラメワークショップ、やってみたいねって話してます。ご興味ある方いらっしゃったら、ぜひ一緒に編んでみましょう♪♪
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こんにちは。ひかりのいしむろのマクラメ作家Micuです。
マクラメって、あんまり知られていません。実は私もマクラメを知ったのはほんの数年前。それも石が大好きなパートナーが教えてくれたのをおぼろげに認識していただけ。
実際の作品を見ても「紐で編んだの?へぇ~。」そのくらいのリアクションでした。
そして「何がいいんだろ。」と思ったものです。
これは、マクラメの魅力に虜になっている今の私が、過去の自分にマクラメの良さを教えてあげるブログです。
世界に一つだけ、自然と同じ
まずは、大量生産が全く不可能な技法であるというところ。
天然石はその名の通り天然物で、大抵は地球が作った鉱物を指す。それらは私たちが真似して作ることは難しい。真似して作ったものもあるけれど、ひかりのいしむろではよほど魅力感じなければ使わない。
そしてマクラメ編みは、紐を編むことで石を固定したり、模様を形作っていく。これはなかなか器用な人間の手の特性を生かしたものです。しかも、石や組み合わせによってデザインを変えていく。おそらく機械では再現できません。
プラスチックや金属などの加工は比較的再現性が高く、アクセサリーショップに行けば安く作られた手頃な製品が並びます。
それはそれで、利益率を考える資本主義的には正解だし、安く手に入ることも悪いことではないのかもしれない。
けど、装身具という「道具」から放たれるエネルギーに圧倒的な差があるのです。
少し話は変わるけど、このエネルギーを感じる感覚を大切にしたいな、と私は思うんです。
これは人工物よりも自然物からエネルギーを感じる、私たちの本能と言っていい部分だと思う。
どうしても造花より、生花からエネルギーを感じる。整備された街路樹より、田舎の神社にある大木からエネルギーを感じる。これって、意外とメジャーな感覚ですよね。
そしてこのエネルギーを感じるものに、人は「美」を感じるのです。
でも、現代社会の中ではそんな感覚「無駄」だと言われてしまう。でも、私たちが幸せになるためには、本当はとても大切な感覚だと私は思うんです。
編模様が仕上がっていく興奮
そして、マクラメには様々な編み方があり、それはもうものすごい種類なので私にも把握できないのです。それも当たり前、人類にとってこの編むという行為の歴史は、はるか原始まで遡ります。皆さんも、紐、結えますでしょ?
靴紐とか。リボンとか。三つ編みとか。
人類にとって道具の歴史は紐の歴史。漁に使う網、移動に使うカゴ。紐状の細長いものを、縛ったり、結ったり、編んだりするのって、ものすごく「人間らしい」行為だと思いませんか?(笑)
単純な網を繰り返すことで、徐々に規則的な模様が出来上がっていくのを見たとき、初めて体験するような興奮を感じたのを覚えています。
ねじり編みのブレスレットを作った時に「すごい!ただ縛っていくだけで、ねじり模様が勝手に出来上がっていく!」という、シンプルな感動です。
紐で、ねじり模様を作り上げるとか、めちゃくちゃ人間的じゃないですか。
だから、私はマクラメ編みをやっていると「私は人間だ!」ということを思い出すのです。非常に人工的で、機械化された現代社会の中で、自分が選んだ生き方に疲弊していた私は、自分が人間であることを忘れていたのかもしれません。
↑ねじりあみ。
そしてあれよあれよと天然石ジュエリーを作り始める
私のパートナーは石が好きでした。子供の頃から好きだったみたいです。私はそんなに石が好きじゃなかった、というか「何がいいの?」とマクラメと同じ反応。
でも、マクラメを編み始めてから石を見る目が変わりました。
「なんて美しいものを私は見逃していたんだろう」
きっと、美を感じるセンサーが故障していたのでしょう。それがマクラメジュエリーを作り始めることで蘇ったのです。
なにせ、1から私が自分の手で生み出した、ジュエリー。
時間をかけて、ひと目ひと目丁寧に編んでいったものに包んだら、ただの石ころじゃなくなって、キラキラとそれが輝きだします。
世界に一つだけのジュエリー。
愛しくならないわけがない、美しさを感じないわけがないのです。
石にありがちな、高い石とか、珍しい石とか、そんな人間の価値付けに関係なく、どの石も、私に包まれて、美しくたたずんでいる。
長い年月を使って地球が作った天然石。
私を人間らしくしてくれる編むという行為。
その二つが出会って、こうしてうちの作品になってくれる奇跡。
私は、己の手から美しいものが生まれていく喜びを日々感じています。
それが、マクラメジュエリーの魅力です。
ひかりのいしむろ Micu