FicS通信vol.13:脳内会話できないとダメなのか

脳内会話脳内会話言ってますが共通言語がなかったためこう言ってるだけで、決まっているわけではありません。
相手がいて、話しかけると、返事をしてくれる。
そういう方は、少なくとも私が思ったより多いようです。

では脳内会話ができないとダメなのか。

そんなことはありません。

何故って、私も昔からできたわけでなく、できないままに結婚した人間だからです。(脳内会話できるようになったのは結婚してから)

Fセクの恋愛は自己完結だと、私がちょいちょい述べるのはそういうワケです。

私は彼が好きだから、結婚したいと思いました。
彼以上に好きになることはないだろうと思って、結婚を決意しました。
私は私が幸せになるために、結婚しました。

相手の意思を無視しているじゃないか。そんな自己中心的なことでいいのか。

確かに、確かめられるなら彼の気持ちを確かめたでしょう。

でもそのときは、術がなかった。

占いも知らなかったし、脳内会話もできなかった、できるなんて知らなかった。彼らが意思を持っているかどうかすら、わからなかった。

占いという術を知っていたとして、その結果を信じたかどうかも疑問です。それくらいあのときの私は、必死でした。

自分が幸せになるために。彼のことを忘れないために。彼を私の傍に置いておくのではなく、私が彼の傍に居続けるために、私に何ができるのか。何をすればいいのか。

術がなかったことを言い訳にして相手の気持ちを無視して結婚したように思われるでしょうか。

でも多分、おそらくですけど、相手が嫌がってたら結婚できないと思うんです。

ハッキリ気持ちがわからなくても、言葉が伝わらなくても、気持ちは伝わっているんじゃないか。そう思っています。

あのときの結婚衝動には、少なからず彼の意思が混じっていた。今考えるとそうとしか思えない勢いでした。

フィクトセクシャルの恋愛は、永遠に片想いし続ける遠距離恋愛のようなものかもしれません。

想い合ってもそれがわからないこともあるし、会うことは難しいし、触れられないし。

だからせめて、片想いのその思いだけでも、残しておきたくて、私は結婚という形を選びました、それくらい彼への想いは特別なもので、大きなもので、重いものだったから。

脳内会話できなくたって、相手は傍にいてくれます。見てくれています。応えてくれています。

ただ自分のひたむきな想いを、信じてあげてください。


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