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関数calculate_feeとは?
calculate_feeは、先ほどの例で使った関数名ですね。この関数は、特定のタスクを実行するためにプログラム内で定義された一連の命令のことを指します。この場合のタスクは、「託児所の利用料を計算する」というものです。
関数を使う理由は、同じ処理を何度も行いたい場合に、その処理を一箇所にまとめておくことで、コードを簡潔にし、再利用しやすくするためです。
具体的にcalculate_fee関数は、託児所を利用する開始時間と終了時間を引数として受け取り、その時間差に基づいて料金を計算します。料金の計算方法は、「利用した時間 × 時間あたりの料金」で求められます。この例では、1時間あたりの料金が1320円と設定されています。
def calculate_fee(x, y):
hours = y - x # 利用時間を計算
fee = hours * 1320 # 時間に料金を掛けて、料金を計算
return fee # 計算した料金を返す
この関数は、開始時間xと終了時間yを引数に取り、それらの差(つまり、利用時間)を計算します。そして、その利用時間に1320円(1時間あたりの料金)を掛けて、最終的な料金を求めます。計算された料金は、関数の最後でreturn文を使って呼び出し元に返されます。
関数を使用することで、プログラムの他の部分から簡単にこの計算を再利用することができます。例えば、異なる時間で何度も料金を計算したい場合に、この関数を呼び出すだけで済みます。これにより、コードの重複を避け、プログラム全体のメンテナンスが容易になります。