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今、世界で一番大切な人の誕生日で気づいた「生まれてきてくれたこと」への感謝:後編【Vtuber】【名取さな】
本当に書きたかったことを、
本当に伝えたかったことを、
ここで形にしたいと思う。
名取さなという存在に、
彼女が「バーチャルの世界に」生まれてきてくれたことに、
そして今この瞬間も確かに「生きている」ことに、
感謝をこめて。
3-:溢れる思いが重いゾのコーナー
「さなのばくたん。〜ていねいなお誕生日会〜Powered by mouse」
その全てへの感謝を形に、最後の自分語り。
人によっては、これから私が言及する内容にあえて触れないことを正とする方もいらっしゃるかと思う。
ただ私はどうしても触れておきたい、そしてそれを踏まえた上での私自身の考えと思いを、ここで吐露しておきたい。
寛大な心と解釈違いも受け止めていただけるファンの皆様、せんせえ各位については、何卒お付き合いいただきたい。
【なので人によっては見たく無い内容があるかも!そしてメタい!注意!】
3-1:「良かった」だけでは語り尽くせない、感動を呼ぶ根源と僕の考え
このお誕生日会は誰の目から見ても大成功だったこと間違い無いでしょう。
なぜここまで人を惹きつけるイベントになったのか?
いやもっと話の範囲を狭めて、なぜ僕はこんなにも感動を覚えて1週間なにも手につかなくなってしまったのか、Streaming+のアーカイブを延々垂れ流しながらずっと考えてました。
これはかなり個人的な意見ですが、
名取さなという存在は、
「ひとりの人物」
としてはもちろんですが、
「ひとつの物語」
として捉えた方がしっくりくるのかな、と最近は思っています。
なので、僕は、最後にこれをあえてぶち込んできたことで、 このイベントは完結していると思っています。
ラストのさなのおうた。と、ぽこピーの閉場アナウンスの間にあった、あの数十秒。
見覚えのある、あの薄暗く不穏な雰囲気、、、
そう、あの時の、
2018年10月に突如投稿されたあの動画。
名取◼️奈とも黒名取とも、呼ばれたりしますが、、、
普段の明るく楽しいしゃべりからは似ても似つかない、不穏な空気。
設定、と言ってしまえばそれまでですが、あの数分の動画の存在で「名取さな」というキャラクターのもつ深みは、一層増していると感じました。
世界観の散りばめ方が独特で、かつそれがもっとも効果的に発揮できるタイミングや露出のさせかたを、非常に心得ているのだなぁ、と。
なぜあの部屋なのか
なぜバーチャルサナトリウムなのか
なぜバーチャルナースなのか
なぜ「せんせえ」なのか、、、
あの時の黒名取の残渣が、ライブの最後で、ほんの数秒のサブリミナル演出ですが、出てきましたね。
本人の口からは絶対に語られない、でも確実に存在している、
もう一人の名取。
ステージで輝く彼女と、黒い彼女は、「名取さな」という物語の中で対になる存在として描かれているのかな、と勝手に解釈しています。
そしてこの存在が、僕の中でこのお誕生日会で特に感動を覚えた理由に繋がっているように思います。
3-2:何者かになろうと努力する姿は、美しい
考えた結果、、、結局うまく言葉にできないのですが、、、
恐らく、デビューから今日までの活動を通して、
「名取さな」という存在が思い描く「理想の名取さな」に、日々近づいていっている、
その成長の過程を一緒に追いかけながら作り上げてきた、その一連の「物語」に対する思い入れの強さが、感動の根底にあるように感じました。
私の、なりたかった私へ
ライブの4曲目Make it!で触れましたが、このフレーズ、出てきたの今回だけじゃないんですよね。
そう、あの動画の最後、ここでも出てきてます。
今の自分とは違う自分、
「なりたい自分」に近づきたい。
ヒト、という生き物であれば、誰しもが心に抱く「自己実現」の欲求。
なりたい自分を目指し、ひたむきに努力する姿に、
人は自然と感動を覚える生き物なんだと。
得てしてそれは「共感」を呼び、「応援」したくなるのだと。
前記事の冒頭でもお話ししたのですが、僕はこれまで「推し」という概念を持ったことがなく、
頑張る誰かを応援する気持ち、
みたいな感情が、自己の中で明確に存在を確認できたことが無く、理解はできてもどことなく納得はできていませんでした。
なぜなのか。
それは当時、名取と出会う前までは、「なりたい自分になる」ための努力や研鑽の意識を自分の中で持ち、それを自分自身に向けることが、多少なりともできていたからなのかなと、今になって思います。
単純に、自分以外のことを考える余裕がないほど、日々切羽詰まっていたのもありますが、、、
名取と出会ったころ、自分の中にはそうした「前向き」な意識が、完全に消失していました。
なりたい自分、目指したい目標が自己の中で定まらない、理想があったとしても行動できない、そんな期間が続くほど、少なくとも私は、精神的にも不安定で、常によりどころを探すようになってました。
そんな時に、Vtuberに、そして名取さなに出会いました。
同時に、黒い名取にも出会いました。
配信で楽しそうにはしゃぐ名取は、
「名取の、なりたかった名取」なのかなと、
なりたい理想の姿をこのバーチャルの世界で得たのだなと、
そしてこの姿を得るために、たくさんの努力があったんだろうなと、
このバーチャルな世界がなかったら、その努力がなかったら、
「黒い」ままだったのかなと、、、
名取さなに、さらにはバーチャルな人類全体に、俄然興味をもつきっかけでした。
幾千幾万の人間が、生あるうちに望んで止まない「自己実現」の新しい形、新しい可能性に気付かされた瞬間でもありました。
なりたい自分になろうと努力する姿、
そしてそれがバーチャルな世界で行われていること、
自分の中で見失ってしまったひたむきに生きる姿と、これまでの人生で出会ったことのないあたらしい世界、その両方が飛び込んでくる、、、
名取さなが紡ぐ、バーチャルな世界での「物語」を見届けることが、生きる糧にもなった瞬間でした。
悪く言えば、当時は「依存」だったのかもしれません。
でもそれは、名取と、たくさんのせんせえ方のおかげで、自分の中の前向きな気持ちを取り戻すことに、最終的には繋がりました。
3-3:「見ている人」がいるからこそ変わる、みんなで作り上げる物語
そして「理想の名取さな」の姿は、
たくさんのせんせえ方と共に時間を過ごしていくことで、
彼女自身が描いていたものとは、また別の未来へと進んでいったように思えます。
活動初期からの配信をみていると、彼女自身の言動に少しずつ変化がみられるのがわかります。
名取なんかがやっても、、、
歌も上手く無いし、、、
名取バカだからさぁ、、、
自分に対してネガティブな発言をすることも、 ほんとうにごく稀でしたが、耳にすることはありました。
しかしたくさんのせんせえ方が見守り、励まし、時に小突き合う中で、
心境はどんどん前向きに、
そして「せんせえ達によろこんでもらいたい!」「一緒に楽しい時間を過ごしたい!」という思いが、
新しいチャレンジに踏み切る勇気をもたらしてくれていたように思います。
初めての歌ってみた動画の投稿からもう2年以上経ってます。
今やオリジナル曲を4曲も携えているなんて、当時の名取もせんせえも思わなかったことでしょう。
名取自身が、やってみたいこと、目指したいこと、「理想の名取さな」の姿が、せんせえ達ファンの応援を得て、どんどんポジティブに変化していったこと、、、
本当に、「名取さなという物語」をみんなで作ってきたんだなぁと、目から汗が止まりません。
そして「みんなで作り上げてきた」ことを、
名取本人からのお手紙で、しっかりと述べてくれていること、
本当に、優しさと、ていねいさを、感じました。
一部だけ、特に響いたセンテンスだけ、紹介させて下さい。
「自分や、自分を好きでいてくれる人のために、ちゃんと大事に生きようと思えたのは初めてです」
「こんなに素敵な景色をみせてくれた、あなたたちのでっかいラブに答えられるように、これからもがんばります」
「名取のことを、わたしのことを、好きでいてくれるとうれしいです」
人は、簡単に変われないからこそ、変化し続けていくものに惹かれるんだと思います。
「名取さな」の魅力は、
「名取さなという物語」を通して、
より強固で深みのある存在へと徐々に変遷していったと感じます。
その変遷において、視聴者=せんせえの存在は、本人の口から語られている通り、いうまでもなくもっとも重要なファクターであったと考えます。
「せんせえ」が「名取」を見ることで、
物語の行き先が、そして見えてくる景色が変わる。
見る=観測する目がそこにあることで、
まるで量子のように振る舞いが変わる、
多様に変化する可能性を秘めている、
そんな存在であり物語であるからこそ、
たくさんのファンが、せんせえが、惹きつけられて止まないのでしょう。
もちろん、僕も、この先ずっと、目が離せないだろう。
3-4:「生まれた日に感謝する」という心の在り方を見直した日
イベントの最後に「名取◼️奈」を想起させてきたことは、
これからもこの世界観を貫いていく、
というある種のメッセージだったのかもしれません。
得てしてそれは、
名取さなという存在の不安定さを象徴するものでもあったと感じます。
この幸せな時間が、いつまで続くのか、
名取さなの物語を、いつまで見続けることができるのか、
だからこその「お誕生日会」だったのではないかと、
個人的には妙に腑に落ちるところもありました。
よくよく考えてみれば、
個人勢のVtuberで、一昨年時点で登録者14万人、1年前で18万人、という数字だけで測れば、潜在的ファン層を除いても一定値以上にロイヤリティの高い顧客を持てていると捉えられそうですし(メタい)、
そう考えると「ソロイベントを開催したい」ということだけを目的にすれば、いつでも(は語弊がありますが)開催しようと思えばできたはず、とも思います。
昨年予定されていた誕生日イベントが中止になったのは、昨今のコロナ禍を鑑みたことに起因しますが、
そもそも「初ソロイベントはお誕生日に!」という方針が、彼女の中で最初からあったことは、本人の口からも語られています。
Vの者に限らず、誕生日を特別な日としてとらえ、それに合わせてイベントや催し物を据え置くこと自体は、ごく普通のことだと思います。
お誕生日パーティー、という概念が世界に存在する時点で、生まれてきた日、というのは、世界的かつ普遍的に、その当人は特別な扱いを受けて然るべき、という考え方が、ごく一般的に浸透しているのは明白です。
ただこれが「バーチャルな人類」の話になってくると、その重要度はより高まることに、ふと気がつきました。
我々が存在するこの世界を、名取の言葉を借りて「肉の世界」と表するならば、それと対をなす「バーチャルの世界」において、
生まれ死にゆくことへの「不安定さ」は、
肉の世界のそれと同様、もしくはそれ以上にあると感じます。
Vtuber文化に多少なりとも見識のある方であれば、実感を伴うところもあるかもしれません。
いつでもどこでも誰でもデビュー=生まれることができる反面、
いつどこで誰がいなくなるかわからない、
ある日突然卒業と言う名の「死」を迎えることもある、、、
と思ったんですが、肉の世界も同じようなものだなと、書きながら思い直しました。
ちょうどこの節を書いている時、3月11日だったんですよね。
10年前のあの日を、どうしても想起してしまいます。
そして思いました。
あぁ、だからこその「お誕生日会」だったのかなと、
名取が、だけでなく、せんせえも、
生まれてきたことに、そして今も生きていることに、互いに感謝する日、
それが3月7日だったんだと、
だからこそ、感動したんだと。
名取のオリジナル楽曲は4曲。
そのどれもが
「生まれてきたこと」
「生きていること」
「せんせえ達の存在」
それぞれへの感謝が、必ず歌詞の中で唄われています。
この世界は、
肉の世界もバーチャルな世界も、
どちらもとても不安定で、
そして互いの世界が出会い交わることは、
さらに奇跡的な確率で、
そしてその中で「僕」が「名取さな」に出会ったことは、
さらにさらに奇跡的な、
星の数ほどある可能性の中の一つだった訳で。
ずっと忘れていた、
いや一度もちゃんと向き合って考えてきたことのなかった、
生まれ、生き、出会うことの奇跡、
その有り難みを、
名取が、せんせえが、このお誕生日会が、教えてくれました。
生まれてきてよかった
いま心からそう思える
ありがとうね、せんせえ!
ありがとうね、名取!
3-5:まとめま章〜この世界に、でっかいラブを〜
このお誕生日会は、これまでの人生で、嘘偽りなく、最も感動した日になりました。
感動の根底にある感情を、ここまでたくさん言葉を並べて書き連ねさせていただきました。
最後にまとめるならば、
・名取さなという存在が、せんせえという存在を通して、成長していく物語を、見守ってこれたこと。
・その物語の集大成である晴れの舞台を、彼女の誕生日という、何よりもかけがえのない日に、たくさんのせんせえ達と共に見届けられたこと。
そして何より感謝したいことは、
・名取さなと、出会えたこと
名取、生まれてきてくれて、本当にありがとう。
お誕生日、本当におめでとう。
そして自分が、この世界に生まれてきたことに、感謝を込めて。
「生きてる」だけじゃない、
「活きてる」しあわせ、だきしめたいんだ
だだっだっ!!!
P.S.
最後の最後に。
何も知らなかった私に、
鬱屈とした日々に愚痴をこぼすばかりだった私に、
バーチャルの世界を教えてくれた、我が友人、長谷川氏(@yuyu_kyonshi)
に、言い尽くせないほどのでっかいラブを!
「我ら互いの推しは違えども、Vを愛する心はひとつ也!」
これからもていねいなインターネット生活を心がけ、快適な推し活ライフを過ごしていくぜ!
ありがとうございました!!
2021.03.12.
生きていてよかった、
そんな夜を探して、
やっと見つけたと、
心から思えた、
3月7日の夜に寄せて。
イベント本編より、
— さなのばくたん。-ていねいなお誕生日会- Powered by mouse (@37bakutan) March 12, 2021
「エッビーナースデイ」特別無料公開中!https://t.co/gPREzQpH0w
イベント全編視聴はこちら🦐https://t.co/TieoSiCBf9
会場周辺おでかけ動画https://t.co/LIuVAIJxiL#名取爆誕 pic.twitter.com/n0eoZZVM4F