子どもたちと「死ぬってどういうことなのか?」を考えてみた
小学校低学年から中学生までの子たちと「死」について考えてみました。
死のイメージは「終わり」「悲しい」「生きるの反対」「思うように動けなくなるこた」「魂と身体が離れる」様々でした。死んだらどうなるのか?
子どもたちの「死」に関する経験は様々だったのですが、「死はなくてはならないもの」「不死になりたくない」という考えがほとんどでした。
それはなぜなのか?聞いてみました。
「友達が誰もいなくなるのは寂しい」
「自分の知らない人ばかりになる」
「本にも終わりがある。終わりがないと困る」、「寿命は知りたくない、自分の、他者の寿命であっても。」
子どもたちは自分が経験したこと、見聞きしたことから自分の考えを練っている、そして、みんなで考える。
今日はこの繰り返しでした。
そんな中、「終わりがなければ困る」「死がなければ生きていることにならない。」それはなぜか?
この問いに辿り着き、みんなで迫っていたようです。
子どもたちは「死」を自分と他者の軸で捉えていました。自分の死と他者の死の関係を踏まえた上で、終わりがないことでは生きていられない、自分を含めて全ての人が不死であっても、不老であっても、だから「死」は必要ではないか?
もちろん、身近な人、知っている人、飼っていた生き物が「死」を迎えて、悲しく、辛い気持ちを経験していても、やはり「死」が必要であるとの考えにいたっているようです。
ここで、こちらの絵本をみんなで読みもう一度「死」について問い考えました。
グレン リングトゥヴィズ
Mortalを考える 泣いてもいい?
おばあちゃんが死神につれていかれようとしています。子どもたちは問いかけます。
「どうして、おばあちゃんをつれていっちゃうの?」そしてその答えは‥
読み終わったら、みんな静まりかえってました。
そして考えました。
「死ぬっとどういうことなのか?」
子どもたちから、いろいろな答えが返ってきましたが、印象的だったのは、
「お墓は死んだ証ではなく、生きていた証なのではないか?」
次回は「こわい」を考える予定です。