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冬眠する熊のように
休職して早3週間。ゆっくりと、でも着実に進んでいく時間にほんの少しだけ焦りを感じつつ、でもただゆったりと過ごしています。
受診のため東京に3日間戻ったものの、人混みやら頑張りすぎた東京の自宅やらでなんだか気分が悪くなり、自分の感情の波に揺らがされていてぐったり。
先日精神疾患の人たちの居場所づくりをしている方に会いに行ってきました。
その日はなんだかぐったり1日起き上がれない日で、その場所が近づけば近づくほど体調が悪いような気持ちになって。
私はきっとどこかで
「頑張りすぎただけだから少し休めばまた走れるだろう。」
「私は休むために適応障害という診断をつけてもらっただけだ。」
と思い込んでいて、自分が「病気」であることをすごく認めたくなかったんだと思う。
私は病気の人たちとは違う、もっと強いし、薬なんていらないし、寝てばかりなんて今のうちだけだし、自分でコントロールできるんだ。って。
だけどある種専門家のその方から「適応障害は○○をしたから治るというものではありません。うまく付き合っていくことが必要な病気です。前回2か月で復帰したのがおかしいくらい。」と言われた。
「早く治さなきゃ」と思っていたけど、私は間違いなく「適応障害」という病気で、治るというよりうまく付き合っていく必要があるものなんだ、と思ったらなんだか気が楽になった。
これが症状なのかはわからないけど、毎日夢に包丁を持った知らない男の人が現れて追いかけられる、もしくは私は銃を撃って応戦している。(漫画の読みすぎ?笑)
ずっと何かをぐるぐる頭を高速フル回転で考えている。
「生きているだけで良くて、今感じていることだけで十分なんだよ。幼少期に戻ったと思って一からまた始めていこう、本当の成海ちゃんを見つけよう。」って言われてとたんに私の幸せ、って、私の人生の意味ってなんだっけ。と急にわからなくなった。
「冬眠中の熊だと思って何もしないでほしい。春が来たらのそのそ起き上がるから。この子のペースでいいんです。」とその人は言った。
そうか~、私は冬眠中なのか。
やる気が起きるまで、春が来るまで、起き上がれるまで身をゆだねていてよいのだ、という安心感に包まれて、ただ「生きるをする」ことをしようと思うのだ。
大丈夫、私は大丈夫。
今はとにかく充電するのだ、冬眠中の熊のように。