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華流・中国ドラマの俳優名や作品の表記について一考してみた

華流・中国ドラマの作品名や役名、演者の名前について、日本のネットでの表記をみるとカタカナが多いんですよね。

個人的には、簡体字繁体字などはあるけど、漢字で表記したほうがいいと思ってます。

せっかく日本は世界でも漢字を使っている国ですし、漢字は文字ごと意味があるので、例えば同じ名前でもどの漢字を使ってるかも重要な要素と言えます。

すでにカタカナで浸透している有名人(例えばジャッキー・チェン先生とか)はそのままでもいいとは思いますが。

そして、もう1つの問題として、
カタカナ表記だとネット検索でひかかって来ない可能性が高い。
いまの時代でこれは重要です。
なので、検索する(調べる)ことを考えると漢字表記や英語表記はしたほうがいい。これは日本だけに限らず、ネットの世界全体の話ですね。

それと、SNSでのシェアや検索でもカタカナだと国内に限られてしまうけど、多くのSNSはグローバルにつながっているので漢字表記や英語表記のほうがよいですよね。

もう1つ言うと、
カタカナ表記ってたまにぶれるんですよね。
元々の簡体字の発音、ピンインをカタカナに変えてる際に、日本語の母音にはない発音があるので、カタカナ表記が完全ではなかったり、数パターンあったりなど。

例えば、
日本語に近い発音の王一博は「ワン・イーボー」ですが、
それでも音を伸ばす「ー」の表記は物によって違ってることがあります。

成毅(Cheng Yi)の「成」の「e」の発音は日本語にないので、表記もチェン・イーとチョン・イーがありました。
※追記:中国語の「e」は「エ」の口の形で「ゥオ」と喉の奥から発音します。但し、eの前後にiが、前にü(yu)が、最後にnがある音節の場合は日本語の「エ」に近い発音になります。杯(Bēi)、別(Bié)、本(Běn)など。

汪卓成(Wang Zhuocheng)の「卓成」も日本語だと、ワン・ジュオチェン、ワン・ズオチェン、ワン・ジュオチョンと定まりにくいですね。
であれば、漢字表記のほうが視覚的に覚えやすいですし検索しやすいのではないかなと思っています。

中国の俳優さんは英語名みたいなのを持っていることが多いのは、中国の中でも地域によって発音が異なることや、中国語圏外からでもわかりやすいようにしているのかなと推察されます。(香港では学生の時、英語も授業で英語名をつけるという話もきいたことがあります。)

ということで、私が書く時は俳優名などは漢字で、その後ろにカタカナをつけてることが多いです。
作品名は原題を漢字で表記して、その後に日本に上陸しているものは邦題を記載しています。その後に英語題を記載もしますが、それは原題で検索できない場合は英語題で検索できたりすることが多いので。


そして、もう1つ。漢字問題。


中国大陸のテレビドラマの原題は簡体字。
ただ、日本のサイトではエンコードなどの関係で文字化けや表記ができないことが多い。
繁体字も日本語の表記にないので同様。
なので、日本語の漢字に置き換えて記載しています。
ほぼ簡体字の漢字は日本語の漢字に置き換えられるのですが、
たまに置き換えられない漢字もあります。
それは、日本語の漢字でもたまにありますよね。草彅くんのナギの字とか。なんとかザキさん(ヤマザキさんやミヤザキさんなど)のサキも漢字によっては表記できません。

ということで、もともとの俳優名や作品名から日本語の漢字に置き換えるステップがあるので一手間かかります。

ということで、普通のコラム(記事)を書くより華流のコラム(記事)は通常にない手間がかかるということでした。

ちなみに、個人的なSNSやブログ、noteなどはその辺はファジーに原題(簡体字)や邦題を使ってることが多いです。俳優名も時によりけりです。

今後、変わるかもしれませんが、現時点では表記についてはこんな感じです。

小学生の頃、漢字の勉強に泣かされてましたが、いま思うと漢字習得できてよかったなと思います。
1つ1つの文字に意味がある漢字っていいですよね。好きです。

なお、紙媒体の表記についてはすでに既存のルールなどがあると思うし、
検索やSNSでのシェアなどは考慮されてないので、今回の話では対象外になります。

余談ですが、日本でも有名なジャッキー・チェンは「成龙」、繁体字では「成龍」、発音はChéng Lóng。
カタカナにするとチェン・ロンですかね。
ジャッキー・チェンは英語名のJackie Chanがカタカナになってるんですね。


ネットでの華流の表記についての需要ってあるのか?と思いながら、投稿してみました(笑)


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