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誠実さを凌駕する私の思い込み

こんにちは。しかないかよこです。
私が参加しているニューヨークライフバランス研究所のオンラインサロンAri's Academiaでは、VIAの強みのシェア会が行われています。今回は、誠実が服を着て歩いているような長田久代さん主催で行われました。ブログにも誠実さが溢れ出ています。内には熱い思いを抱きながら、静謐な佇まいの久代さんは、私の憧れです。

今回、私の誠実さはどのあたりか、過去のデータを確認してみました。

10位(2015年)→5位(2017年)→7位(2018年)→1位(2019年)→5位(2020年)

なんとまぁ、そこそこ上位をうろうろしています。何より「去年は1位やったんや」とびっくりしました。てっきり私は、自分の強みのTop1は、ずっと親切心と思い込んでいました。誠実さは自分には縁がないとも思いこんでいましたし。そしてさらに、お恥ずかしいことに、シェア会では「私は誠実さはトップの強みじゃないから、よく使う時なんてさっぱりわかませんわ」と言って、誠実さが上位の人にあれこれ質問していました。大変、失礼しました。恐るべし、誠実さを凌駕する私の思い込みです。

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なぜ、私は誠実さが上位にあるのに、自分の上位の強みと認識できなかったか考えてみました。
誠実さについてVIAのホームページでは、以下の様に紹介されていました。

誠実な強みとは、真実を話すことですが、さらに広く捉えれば、偽りなく自分に正直で誠実であること、そして自分の感情や行動に責任を負うことです。

この強みの紹介を読んでも、自己イメージとはしっくりこなかったのです。
「偽りなく自分に正直に誠実であること」といわれてもねぇ、その具体的な状況が思い浮かばないのです。「自分の感情や行動に責任を負う」って、当たり前やん、という感じですし・・・。

今回のシェア会には、VIAの原書読書会でお世話になっているYさんもご参加でした。私は「Yさんが原書で知った誠実さの特徴の事を教えて欲しい」と前のめりでお願いし、解説していただきました。

・誠実さは、勇気のカテゴリーに含まれる強みで、障害があるときに助けになる。
・真実を語るので、時に人間関係が悪くなることがある。社会的知性とバランスをとり、真実を伝える方法を模索する。
・誠実な強みが上位にある人の行動の特徴は、約束を守り、失敗や間違いをした時に言い訳せずに謝る。ミスをごまかさない。故に信頼を得る。

誠実さが勇気のカテゴリーであることを改めて知りました。誠実さには、自分の意見を貫くだけではなく、自分の弱さをさらけ出す勇気も含まれることが衝撃でした。

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振り返れば、私は確かに誠実さの過剰使用で苦杯をなめてきました。若かりし頃、良かれと思って自分が思うことを進言していると「二十歳そこそこのお前にあれこれと言われたくない!」と上司に叱責されたこともあります。年齢を重ね「自分が正しいと思うことを伝えたい時は、特に言い方に注意することが肝要」ということを経験から学びました。

未だに改善できないのは、気分が如実に顔にでることです。若かりし頃、ハプニングに出くわすと「顔におろが出てるで~」とよく周りから言われました。いつも笑顔を絶やさない職業には全く不向きだと自覚しています。これは誠実さの過剰使用というより、社会的知性の領域だとは思いますが。

自分の誠実さが下位だと思い込んでいた私ですが、シェア会で誠実さがトップの人のお話を伺い、なるほどなぁと思うことがたくさんありました。その中でも、一番の気づきは、周囲の様子を伺い、自分の思いや信念を閉じ込める時の言いようのない息苦しさは、私の中の誠実さの表れなのだということでした。今までは、単に「私自身が頑固で融通が利かないだけ」という欠点でしかないと思っていたのです。なんだか、ホッとしました。

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シェア会の最後に、誠実さを感じる物を紹介する時間がありました。誠実さがTopのMさんから「誠実さといえば、映画「ショーシャンクの空に」です」とご紹介がありました。

もちろん、早速、見ましたよ~。感想を詳しく書くと内容に触れるので、控えますが、主人公と彼を取り巻く人々との関係性に魅了されました。そして、何より、主人公が自分の信念にひたむきに対峙する誠実さが、希望を生み出すストーリーに引き込まれました。まさに、誠実さは勇気のカテゴリーだということを感じました。

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誠実さは、偽りなく自分に向き合う強みであるのに「私の強みのTop1は、親切心」と偽りの思い込みでVIAの結果を覆し、突き進んできた私です。よく言えば、この偽りの思い込みは「私は親切心を大切にしている」という自己理解に真摯に向き合った結果で、ある意味、誠実さの表れかもしれませんが。いや、そうではなく、まさに誠実さの過剰使用。自分の思いを貫きすぎる猪突猛進型。私の特徴の一つです。

今回、このnoteを書くことをきっかけに、私は隠れ誠実さんであったことに気づき「一途な思い込みって恐ろしい」と改めて自分の特性に気づきました。自分の誠実さを大切にしつつ、客観視する重要さを今、痛感しています。バランスが大切ですね。

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シェア会主催者の久代さん、ご一緒してくださった皆さま、良いお時間と沢山の気づきをありがとうございました。

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