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【卒業式撮影を頼まれてしまったら】証書授与が撮影できているか確認してリカバリーしよう

【卒園式おつかれさまでした】


いつも、シカマキスタジオ•シカマキ写真館•GoodogLifeへ
撮影のご依頼をいただき誠にありがとうございます。



「入学・卒園式カメラマン」を広く募集する背景




3月になると、カメラマン業界では
「求人ラッシュ」になります。


卒業式・卒園式・・・が
幼稚園・保育園・小学校などによって
どこも「同じ日」に行われるため
1日に開催されるイベント数が多くなります。
それにともない
派遣するカメラマンの数が足りなくなります。

もともと「学校写真」と呼ばれている
学校と契約をしている写真会社に所属している

カメラマン(つまり経験者)は、


とーーーっくの昔に
この日程を押さえられてます。

それでも人数が足りません。

そういう理由から
「他の分野のカメラマン」
「写真が撮れるカメラマン初心者」
たちが駆り出されます。


撮影できる人を広く募集して
少しだけ炎上騒ぎが起きたようで。。(知らんかったけど)
今までも同じように募集は掛かっていますが
信用を前提とした
知り合い経由の募集が多かったのが違うところなのかもしれません。



式典を初めて撮影するカメラマンへの引き継ぎは



学校の式典のノウハウがある会社は
引き継ぎがされているはずですが
ほとんどの会社は引き継ぎが不十分です。


私は先輩カメラマンの会社で
撮影をさせてもらっていたので
事前に講習を受けることが出来ました。


撮影マニュアルがある会社は
まだ良い方かも知れません。
もともと「口頭」での引き継ぎが多いので
マニュアルがないのが当たり前でした。



ハイライトは「証書授与」撮影





これ、全員分の
撮影する必要がありまして
一番緊張する撮影でもあります。


私、この撮影が半端なく苦手で
一度、式典撮影から身を引きました・・。

しかし、周りのカメラマンは移住・廃業した方も多く
増え続ける保育園の数を見ていると
「確実にカメラマンが足りない」と思い
今年から一部限定で復活を決めました。

久しぶりに撮影をしたら
本当に緊張するし、難しい。
タイミングぴったりでも
子供が目をつぶっていてボツなこともあります。


瞳オートフォーカスは切って撮影!

今時「置きピン」って言ったら分かるのかしら。。

撮影中に「目をつぶってるな」とわかるので
その前後の写真も載せておきます。
カメラマンが撮りもれたわけではなく
目つぶりで撮れなかったことも多いのです。


大切なのは

「全員分」の撮影ができていること。


撮れなかったら、
先生に
撮り直しを
お願いすることになります。




全員分、撮影されているか?「確認するタイミング」




めちゃくちゃ、
マニアックなポイントになりますが・・・
「撮影研修会」に出ても、
この辺りは教えてくれないことが多いです。


手が空いた時に、、というと
式典の中で、配置転換をしている時とか
でも、この「タイミング」って
知っているのと、知らないのとでは

気持ちの面で全然違うはずです。


その後の「校長先生」「PTA会長」のお話中に
耳をお話に向けながら、失礼を承知で
画面を確認させてもらっています。





校長先生が顔を上げる瞬間は



おそらく、校長先生やPTA会長がお話されているカットは
アルバムに掲載する場合、過去のデータを確認して、
しかるべきカットを撮影してもらうようにお願いが来るはずです。
(お話されている方には失礼に聞こえたら済みません。

 あくまでも必要なカット数のお話です)



校長先生を撮影させていただき、
必要カットが撮影できたな、と思ったら
あとは「証書授与が全員撮影できているか」を
耳をダンボにしながら、ざっとチェックして数えています。


式典終わってから確認をすると
子供が下校してしまうので
全ての方へ迷惑が掛かってしまいます。


式典が終わって、
校長先生が校長室に戻られる前に
担当の先生に事情を説明して
撮り直しをお願いするのが、スムーズです。

_______

でも、蛇腹状の原稿を読んでいる校長先生が

いつ顔を上げてくれるんでしょうか。。。



それは



文章の語尾か、
「おめでとうございます」などの
お祝いの言葉を言う時が確率高いです。




原稿を読んでいる最中は、
目線は原稿を追っているので
顔を上げてくれないことが多いです。



文章を読み終えると
人間は必ずと言っていいほど

「原稿から目を離してみなさんに話しかけないと」と思って
前を向くことが多いです。
これは結婚式のスピーチも同じ。

あと、お祝いの言葉は

相手の顔を見て言うはずです。

スピーチはスタート時点が肝心です。


なぜこんなマニアックなことを書くのか・・



式典やら結婚式やら
「やり直しが効かないもの」を撮影し続けてきて
わかったことは。。。。




人間はミスをする


ということです・・・・
そこで、




どう「保険をかけて」「リカバリー」をするのか?



これを知っているかどうかが
プロカメラマンと、
そうじゃないカメラマンの違いなのかもしれません。

撮影方法はyoutubeを見たり
研修に行けば、ある程度わかることも多いのですが


経験からしか分からないことは
トラブルに対する

保険の掛け方です。
これは人によっても違います。

とても偉そうに聞こえるかもしれないのですが

お仕事をお願いしようと思うカメラマンさんは

5年以上、カメラを本業で仕事をされた方が多いかも知れません。

それは、たくさんの経験(失敗を含めた)を経て
対策をされてきた方が多いからなのです。

そして、そういう方は

必ずと言っていいほど、謙虚な方が多いです。
たくさんの経験をされているから・・。
私は得意じゃない。。と素直に言える方はいいな、と思います。


プロとアマの境目が見えなくなっている
写真業界ですが
最後は、お子さんと、その親御さんが
悲しい思いをされないように、という思いが一番です。


長々と語ってしまい
失礼いたしました。

もちろん、私なりの方法なので
もっと良い方法があれば
ぜひシェアしてください。


ご案内は以上になります。


最後までお読みいただき

ありがとうございました。


シカマキ

佐藤真希

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