見出し画像

ワンちゃんの撮影がうまくいかない方に

ファミリーDOGフォトグラファーのシカマキです。
吉祥寺・三鷹・武蔵境・西東京を中心に活動している、
あなただけの大切な日を、大切に撮影する、

来てくれる写真館、シカマキ写真館です。


いきなりですが、あなたのワン、写真を撮影するのが得意ですか??

カメラマンのわんこは、きっと写真を撮影するのが得意なはずですよね!
きっと映える写真が撮れますよね?
と、思ったあなた、、、


スクリーンショット 2021-11-24 16.44.47



これがね、、

1)ビビり
2)犬嫌い
3)落ち着きがない

そんな訳で、撮影には全くもって非協力的。
しかもカメラが大嫌いだったのでした。
この写真なんて、いつも落ち着く「カバン」に入って
やっと撮影できたものだし(ずーっと震えてましたし)


犬は写真撮影が得意なんだろうか?

単純な疑問である。
私はペット施設に出張して、
はじめまして、、のわんこを
1日に5匹以上撮影をするというお仕事をしている。

その中で、いろいろなタイプが現れる。
まるで生まれながらにしてモデルなタイプ。
全くもって動きが止まらない
マグロのようなビチビチしたタイプ。
ずーっとカメラを見てくれないタイプ・・・

結論として
写真撮影が苦手なワンが8割といったところだ。


なぜ、写真が苦手なの?

なぜ、得意な子と苦手な子がいるんだろうか・・
私は、人間の子供も撮影をしているカメラマンなのだが、人間の子供ですら「写真を撮影すること」を理解できるのに生後3年ぐらいかかる。
2歳前後なんて、坂道を転がるボールのように、全くもって止まってくれない。止まってくれないものだから、カメラ目線なんておろか、カメラのフレームの中に収めるのに必死なのだ。

人間ですら、その状態。
犬はどうだろうか。

人間は、成長にしたがって「写真」というものを認識しはじめて、そのうち女の子なんて「写真」にいかに「かわいく」撮影してもらえるのか、、という「承認欲求」を満たすものとなってくれる。

つまり、人間の世界には「写真」というものがある。
写真というものが理解できるのだ。

一方、ワンの世界。
はい、想像しなくても、言わなくても分かると思うけど、そもそも犬の世界に「写真」なんてものは存在しないのである。

訳のわからない四角い箱(スマホ)を突きつけられて、訳がわからず動きを制御させられている状態、それが、犬にとっての「写真撮影」だ。

想像してみよう!


ある時、宇宙人が日本にやってきた。
彼らは一本足で立つ存在だった。
そしてそれを人間に強要するようになってきた。
私たちは宇宙人が目の前にいる時は、しかたなく一本足で立つしか方法がなく、時にバランスを崩し、全くもって居心地の悪い時間を過ごさねばらならい。

そんな状況になってしまったら・・・

いやだ!できればそのシチュエーションを避けたいと思うに違いない。

それが、犬にとっての写真撮影なのだ。

うまく撮影ができるワンは、
飼い主さんのお願いに、快く「協力してくれている」状態なのである。

したがって、犬は写真撮影は苦手な存在だと思っている。

忘れがちなことだけども
犬は私たちの末っ子の子供ではないのだ。
「犬」という、私たちとは違う世界と常識で生きる「動物」なのである。

人間は、犬に対して、いつもより多めの要求をしがちだ。
うまくいかなくても、決して犬が悪いわけではないのである。

私たちにできることは
犬が、写真撮影に快く協力してくれるシチュエーションを作ってあげることである。私たちにできることは沢山ある。

次からは、それを一つずつ紐解いていこうと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?