ワンちゃんの撮影がうまくいかない方に
ファミリーDOGフォトグラファーのシカマキです。
吉祥寺・三鷹・武蔵境・西東京を中心に活動している、
あなただけの大切な日を、大切に撮影する、
来てくれる写真館、シカマキ写真館です。
いきなりですが、あなたのワン、写真を撮影するのが得意ですか??
カメラマンのわんこは、きっと写真を撮影するのが得意なはずですよね!
きっと映える写真が撮れますよね?
と、思ったあなた、、、
これがね、、
1)ビビり
2)犬嫌い
3)落ち着きがない
そんな訳で、撮影には全くもって非協力的。
しかもカメラが大嫌いだったのでした。
この写真なんて、いつも落ち着く「カバン」に入って
やっと撮影できたものだし(ずーっと震えてましたし)
犬は写真撮影が得意なんだろうか?
単純な疑問である。
私はペット施設に出張して、
はじめまして、、のわんこを
1日に5匹以上撮影をするというお仕事をしている。
その中で、いろいろなタイプが現れる。
まるで生まれながらにしてモデルなタイプ。
全くもって動きが止まらない
マグロのようなビチビチしたタイプ。
ずーっとカメラを見てくれないタイプ・・・
結論として
写真撮影が苦手なワンが8割といったところだ。
なぜ、写真が苦手なの?
なぜ、得意な子と苦手な子がいるんだろうか・・
私は、人間の子供も撮影をしているカメラマンなのだが、人間の子供ですら「写真を撮影すること」を理解できるのに生後3年ぐらいかかる。
2歳前後なんて、坂道を転がるボールのように、全くもって止まってくれない。止まってくれないものだから、カメラ目線なんておろか、カメラのフレームの中に収めるのに必死なのだ。
人間ですら、その状態。
犬はどうだろうか。
人間は、成長にしたがって「写真」というものを認識しはじめて、そのうち女の子なんて「写真」にいかに「かわいく」撮影してもらえるのか、、という「承認欲求」を満たすものとなってくれる。
つまり、人間の世界には「写真」というものがある。
写真というものが理解できるのだ。
一方、ワンの世界。
はい、想像しなくても、言わなくても分かると思うけど、そもそも犬の世界に「写真」なんてものは存在しないのである。
訳のわからない四角い箱(スマホ)を突きつけられて、訳がわからず動きを制御させられている状態、それが、犬にとっての「写真撮影」だ。
想像してみよう!
ある時、宇宙人が日本にやってきた。
彼らは一本足で立つ存在だった。
そしてそれを人間に強要するようになってきた。
私たちは宇宙人が目の前にいる時は、しかたなく一本足で立つしか方法がなく、時にバランスを崩し、全くもって居心地の悪い時間を過ごさねばらならい。
そんな状況になってしまったら・・・
いやだ!できればそのシチュエーションを避けたいと思うに違いない。
それが、犬にとっての写真撮影なのだ。
うまく撮影ができるワンは、
飼い主さんのお願いに、快く「協力してくれている」状態なのである。
したがって、犬は写真撮影は苦手な存在だと思っている。
忘れがちなことだけども
犬は私たちの末っ子の子供ではないのだ。
「犬」という、私たちとは違う世界と常識で生きる「動物」なのである。
人間は、犬に対して、いつもより多めの要求をしがちだ。
うまくいかなくても、決して犬が悪いわけではないのである。
私たちにできることは
犬が、写真撮影に快く協力してくれるシチュエーションを作ってあげることである。私たちにできることは沢山ある。
次からは、それを一つずつ紐解いていこうと思う。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?