代表たけしげの業務日誌「つつがある日々」9月前半

2024/9/1(日)
先週は大型台風が来てニュースは大騒ぎだったが、大阪では風も雨も少し強いくらいで肩透かしをくらって終わった。
九州や東海での大雨や土砂災害の被害がニュースで流れているのを見て、同じ国の東と西でこうなっているのにこの平穏さは一体……と不気味になる。

交通やお仕事への影響があっただろうということで、本当は今日までだった展示の会期を木曜まで延長することにした。

今やってる2つの展示はどちらも高校の同級生なので、思っていたよりもたくさん同級生たちが見に来てくれた。
私は専門学校卒業後すぐに暗黒モラハラ男（エッセイに登場する元店長B）と暮らし始め、自由に外へ出かけたり人と会うことができなくなったため、学生時代の人間関係はほとんどそこで途切れてしまった。なので来てくれた同級生たちも卒業以来初めて会う人や数年ぶりの友達ばかりだった。
ただ私の高校は環境が特殊な美術高校で、その環境で3年間過ごしたというだけで何やら人として通じ合える部分があるようで、久しぶりに会った感じがなくみんなと話せるのがとてもよかった。

中学でも専門学校でもこんなことはなく、高校の同級生だけにそういう感覚がある。そしてほかの同級生たちもみんな同じことを言っている。私の独りよがりではなく多くの同級生たちにこの感覚が共有されているようだ。
これって地域や部族間ではありそうな感覚だけど、学校単位ではあまりことのような気がする。どうだろう。

2024/9/3(火)
新しいお手伝いのまりなさんの初出勤デー。

まりなさんは最初はシカクにお客さんとして来て、マンガの話で意気投合して友達になり、たまに遊んだりウォーキングをする友達になった。先日仕事を辞めたということで「よかったら手伝わない？」と誘ったら来てくれることになったのだ。

私は人にものを教えるのが壊滅的に下手なので、あまみさんに教育係を頼んだ。
あまみさんは今日のために梱包作業のマニュアルを作ってきてくれて、それに沿って説明していた。スタート地点がすでに私にできない作業（マニュアル作り）なのですごい。

まりなさんは初めのうちは
「梱包作業、苦手すぎて前の会社から戦力外通知されて外されたんやけど大丈夫かな……」
と心配していたが、終わったあとで
「あまみさんの説明がわかりやすすぎて感動した！　メルカリの梱包に活かすわ！！」
と喜んでいた。

あまみさんは高校生の時に初めてのバイト先でバイトリーダーを任されていたらしいので、もはや天性の教育上手である。

2024/9/7(土)
せきしろさんとナオさんの一日店長イベントの日。
この日のために高校からの友人と模造紙で手作りしたタスキをつけてもらう。

なぜタスキがそんな文化祭のような有様なのか。
それは1週間前に無地のタスキを楽天で買い、書道が得意な友人に頼んで文字を入れに来てもらったのだが、友人が来る20分前に買ったタスキが見当たらずどうやらゴミの段ボールに挟まってうっかり捨ててしまったらしいことが判明し、今からまたタスキを買って友人に来てもらう時間はないのでもう作るしかない……と急遽100均で材料を買ってきてもらって作ったのだった。
そんなわけのわからない事態に笑いながら付き合ってくれた友人の優しさよ。美術系の高校に通っててよかった。

そうやって作った手作りのタスキは、写真で見ると思ったよりも自然だけど少し動いたら肩からずり落ちる不完全な代物だった。サイズ感はネットで調べた通りに作ったので、素材のせいか、他の何かが悪いのか。現実のタスキをまじまじ見たことがないのでわからない。
ずり落ちるタスキに困って「もう外していいですか？」と言う2人を鼓舞し、なんとか1日中つけてもらった。