ひび割れ看板を愛でる
アクリル製の看板に使用されている印刷シートが年月とともに風化し、
縮み、ひびが入る。
その様子を毛細血管と例える人もいれば地図のようだと言う人もいる。
幾何学的のようでもあり、有機的な表情を見せたり
風化の仕方は様々である。
地図タイプ
オーソドックスなタイプ。
垂直と曲線で構成されるヒビが多摩ニュータウンの道路を彷彿とさせる。
「都市計画型」とも呼ばれる(自分の中で)
絶叫アトラクションタイプ
近所の和菓子屋もこのタイプのヒビ看板だったんだけど
ちょうど撮りに行く前に新調しちゃったんだよね。
”ヘビーメタル和菓子屋” 見せたかった……
その絶叫系がさらに風化するとこんなふうになる↓
印象派タイプ
タッチで魅せるニクい演出。超かっこいい!
文字とのバランスも最高。間違いなく国宝級。
ちなみに裏はひび割れ無し。
やはり直射日光が当たる面はダメージが顕著。
擬態タイプ
文字割れタイプ
これは文字の内側に細かい亀裂が入っているタイプ。
美しく、状態が良いものが多い。
文字割れタイプには堅実な職業観が表れているようにも見える。
めくれタイプ
ざっと6種類に振り分けてみたけれど他にもいろんなタイプがあると思う。
今後発見したら随時ここに追記したい。
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