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日本語教師になりました

こんにちは。
2021年に日本語教育試験に合格して、2023年から日本語教師の仕事を始めました。この空白の2年の間に子どもが生まれて検定試験の内容は薄れつつありました。

しかしそんな状況でも、近年は日本語教師不足だそうで、どの学校でも採用の連絡をいただくことができました。


日本語学校の面接について

ほとんどの学校は履歴書などの書類提出で問題がなければ、面接・模擬授業へ進みます。
面接・模擬授業では学校の規模によりますが、1~5名程度の方が模擬授業を見てフィードバックをしてくださいます。
この時点である程度学校の感じが理解できます。
・面接やフィードバックが高圧的
・模擬授業に若干の褒めのみ、あまりフィードバックがない
上記は少しネガティブに書いていますが、合う合わないなので印象の良い学校を選ぶと良いかと思います。
また、学校の授業前後で面接をすることが多いと思うので、学生と教師のやり取りを見ることもできます。

模擬授業について

模擬授業はその学校が取り扱っている教材で15~30分程度の授業をするように依頼されることが多いです。
よく使われている教科書「みんなの日本語」から第〇課のA1~3までなどという指定があることが多いです。
通常の1コマ(45分)より時間が短いので、導入をメインに、練習は何個かやって「このあと同じように何個かやります」という省略パターンで模擬授業をすることになります。相手が本当の学生の場合は、この省略はなくなると思います。
模擬授業の後に面接がありそこでフィードバックがあることが多いです。そこでの受け答えも大切だそうなので、なるべく謙虚にいくことが必要です。

学校の勤務スタイルについて

「常勤」「非常勤」「事務」
教師と言われる仕事では「常勤」か「非常勤」であることが多いと思います。

常勤はいわゆる社員で週5日フルタイム、月給制。
仕事内容はクラスで授業をする以外にも、担任や学校全体のスケジュール・イベント企画、教材や試験の準備、学習者の生活・進路指導まで含まれるところもあります。宿題の採点は常勤のみがやるという学校もあるそうです。
この常勤で、授業準備は勤務時間にしてはならないという学校もあるようで、その場合は週5フルタイムと自宅での授業準備(おそらく無給)が必要なところもそうです。

非常勤はいわゆるパート・アルバイトで、コマ単位で給与が支給されることが多いと思います。
仕事内容はクラスでの授業と採点業務などの付随作業です。授業準備は学校ですることができないので、自宅で勤務時間外ですることが必須となります。また、打ち合わせがが必要になって出席した場合に手当が出る学校と出ない学校もあるそうです。
求人を見ていると新人は1800円/コマ~のところが多そうです。(2023)

事務は学生のトラブル対応や、ビザ関連、生活指導、学校の整備、問い合わせ対応など学校によって異なりますが、学生の母国語を話せる人がつくことが多いです。

採用後

さて、採用後ですが、残念ながら新人の独学のみの教師も安心してくださいとは言えません。養成講座を出た人は模擬授業の経験があるのですが、独学の人はその経験がありません。
学校によると思いますが、
・授業見学を数回する
・教案を見せて添削してもらう
という研修があるところと全く何もないところがあるようです。
これも好みで、見てもらいたい人そうでない人がいると思いますので、自分に合う学校を選ぶのが良いと思います。

独学教師にはやはり前回紹介したYoutubeの先輩教師の授業風景や文法分析動画を見ることや、ネット上の教案をいくつか見てみることをお勧めします。

さいごに


ここからは私の愚痴ですが、
中には養成講座を出てないから教え方がずれてるとかいう人、普通こうするとか、直接なり遠回しなりの嫌味を言ってくる人もいます。
しかし、じゃあどうしたらよいのかって話をしてこない嫌味だけの人は無視しましょう。
そしてそれはその人が学んだ方法であって、本当に学生に合っているかわかりませんし、その人が完璧だと思っている方法が自分に合うとも限りません。うまく立ち回れる人はその人の授業を見せてもらい自分に合うところだけ盗みましょう。
日本語教師は、学校でほとんど研修がないので、新人のうちはなるべくいろんなところから学んでいくしかないのだと思います。
文化庁がやっている初任者研修というものもあるので、年度末~はじめごろに情報を得ていくのが良いと思います。

また、雇用契約書や口座登録が遅い学校も手が回っていない、そういったものを需要視していない学校とも取れますので、要注意です。

良い学校とご縁がありますように!


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