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インスタblog 「ジャンベというアフリカン楽器」-鹿皮の羊皮紙 「鹿皮紙」活用考察-
ジャンベという西アフリカ起源の太鼓がある
マホガニー/ネム/クワ/ローズウッド等の硬い木をくり抜き、片面に皮を張った深胴型の打楽器
張る皮には、ヤギ皮を使用し牛皮も使用される
張り方は、乾いた皮を先ず水で戻す。柔らかくなった皮を鉄の輪と紐を使って濡れたまま張る。乾いたら張りと音の調整をする
ジャンベは日本の鼓に似ているが、鼓の様に紐を引き皮を張ることで音を変えることはしない楽器
張るための紐には、現在はナイロンの化学繊維が使用される。一昔前にはカットグットという動物の腸(主に山羊や羊)を使っていた。
※「カッドグッド」とは・・・鮮度の良い腸を石灰と界面活性剤で腐敗を防ぎながら脱脂と繊維をほぐす。数日攪拌を繰り返し外膜を取り除き、張り伸ばすことで均一な紐状にしたもの。腐敗防止に二酸化硫黄を通すこともある(注:硫黄ガスは危険。もしやりたい方は別の方法を教えます)
動物由来の繊維には他に「シニュー」があり、腱を材料にしたもの。長い繊維が取れないのがジャンベに使われない理由と考えている
写真は鹿皮を張ったジャンベ
ヤギ皮と比べると皮厚が薄く、音質は高音がよく出て澄んだ通る音と感じた。
皮の違いで音がこんなにも変わるのかと改めて驚く。取る部位にもよるところもあるだろう
現在、進行中の鹿皮の羊皮紙「鹿皮紙」
どんな音色の楽器用鹿皮紙になるか楽しみである
2023/2/23
鹿皮紙プロジェクト代表 カワダ シュウジ
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