インスタblog 「解体所の訪問と可能性」‐鹿皮利用には解体所でも使われているウィンチが良い‐
鹿を捕獲すると、まずは皮を割く作業を行う。ブルーシートを下に引く場合もあるし、何もなければ皮を拡げた上で解体を始める
解体にはナイフを使う
お腹から割く(腹割りという)
そして肉を取るためにナイフを肉と皮の間に滑らせる
これがなかなかに難しい。皮を傷つけたり穴を開けてしまう
傷をつけたり、穴が開いてしまったりすると皮革として使うには難しくなってしまう。
羊皮紙は皮革ほど多いパーツを取るわけではなく、傷も加工することで消えてしまうので使うことは出来る
しかし、鹿皮の活用を増やすためには出来る限り傷や穴がないことが望ましい
解体所では、鹿の皮はウィンチで引っ張り剥くように取り去ることをしている
初めて見たときには驚いた
皮と筋膜が剥がれキレイに取る事ができるのだ
一部、皮下組織はついてしまうがそれは皮を利用する際に取り除けば問題はない
写真は、解体所で使われるウィンチ
これに鹿を吊るして皮を剥ぐ
鹿皮の利用を増やすためにもウィンチの重要性を知った
2022/2/16
鹿皮紙プロジェクト代表 カワダ シュウジ
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