日が伸びる。夏に近づく
ずいぶんと日が伸びた。
おかげで僕もぼーっと過ごす昼と夜の境目が増え、よりぼーっとできる。5時。まだそんな時間に、ぼーっと文を書き連ねる。身勝手の極意。(今日ドラゴンボール少し読んだ)
この時間の、窓の薄明るい青にまだ慣れなくて。外に出れば風は冷たいのだけれど、いっのまにか結構季節が移行したと実感するきっかけになる。ふむふむと感無量の鹿田だ。今日もお祝いに一杯飲むしかないな、というパターン的思考回路にシフトする脳みそに、それでいい、それでいいんだとほくそ笑む。
蛍光灯の明かりは、まだ明るい空のもので結構眩しい。かといって消せば薄暗く、これもマジックアワーのなす魔法か、手強し!と力む。静かにすればそのささやきかつぶやきが聞こえる。「ジ――――」か「シ――――」だ。風に屋外の何かが揺れてかんかんとなる。冬ならば不気味だが、春と夏の境目ならばそれらはすべて、鹿田の好奇心に即座、取って食われる。
すごいだろ。鹿田です、よろしくね。
これだけ書いてもまだ、窓の外は明るい。早風呂にはいり、一缶開けたいところだが我慢我慢。オンラインのゲーム開始とともにボイチャでする「乾杯」が、鹿田の日々の生きがいだ。その為なら、あと数時間くらいなら、我慢できる。つまみも買ってこようかしら。なんて、素敵な前余韻すらある。浮かれて疑似酔い心地になれば、一足早くの0,5次会。初夏の魔法は素敵すぎて妬ける。
車の滑走音すら心地いい。また別のどこかで風に何かが吹かれては壁にあたっている音がする。冬ならお化けに昇進するが、お化けも春の陽気と初夏の居心地には叶わない。かといって、完全否定する訳でもなく、居たら怖いな(にやり)なんて度胸すら生まれる。余裕だ、余裕がある。
酒の肴を準備して、素敵な宴を待ち望もう。