Mリーグが超おもしろコンテンツな件~Mリーグ2021シーズン開幕に寄せて~
本日10月4日、ついにMリーグ2021シーズンが開幕する。
これから約半年間、私の平日最大の楽しみである。
今回はMリーグを見たことがない方、名前はうっすら聞いたことあるけど何のことか知らないと言う方にMリーグの面白さが少しでも伝わるような文章を書いてみようと思う…
…などと長年Mリーグを見て来たような感じで書き出してしまったが、実は私もMリーグを知りファンになってからまだ1年しか経っていない。「にわか」と言ってもいい。
ただ言い訳をするとMリーグが始まったのは2018年からなのでまだ実質3年しか経っていないコンテンツなのである。今後Mリーグが長年続くことを考えると3年目に気づいたのは充分早い方だと思う。※これから観られる方も全然遅くないです!
私は父親の影響で子供ころからプロ野球、相撲、マラソン、ゴルフ中継などスポーツを当たり前のように見る家庭環境で育ち、思春期以降は兄の影響でJリーグ、海外サッカーに競馬…スポーツ以外にも音楽、映画、ドラマ、バラエティなど、とにかく観る系コンテンツの中毒かと言うくらい沢山のコンテンツを観てきた自負がある(近年は観る以外の趣味が増えたので観る量はかなり減ってきたが)。そんな私のあまたの観る系コンテンツたちをたった1年でごぼう抜きし、一躍トップに躍り出てしまったのがMリーグなのである。
改めてですが、みなさんMリーグが何の事かご存知だろうか?
今、世の中にはJリーグを筆頭にアルファベット一文字を頭文字にした〇リーグというものが異様に沢山存在している。
例えば、
Bリーグ(バスケットボール)
Vリーグ(バレーボール)
Fリーグ(フットサル)
Tリーグ(卓球)
Pリーグ(女子ボウリング)…
など。
そして『M』である。プリプリの名曲のタイトルでもある『M』である(山崎まさよしのカバーバージョンが好きです)。
浜崎あゆみにも『M』という曲があった気がする。浜崎あゆみ世代ではあるがなぜか私はギャル要素のある女性に全く反応をしない(どうでもよい)。
少しもったいぶってしまったが『M』は麻雀の頭文字のMである。麻雀のプロリーグMリーグがとにかく面白いのである。
麻雀、正月に親戚のおじさんが集まったとき夜な夜なジェラジャラやってるあれである。こたつの机をひっくり返すと出てくる緑色の絨毯のような上で中国っぽい数字やら漢字やら鳥やらが彫られた牌(パイ)を四角く積んで牌持ってきては捨て持ってきては捨て時折「ポン!」「チー!」「ロン!!」などと発声するやつである。勝った人は異様に機嫌がよく、負けた人は人生が終わったようにやさぐれてしまうあのゲームである。※私は高校生の頃に大体のルールを覚え、高校卒業後は毎年お正月に小中学校時代の友達と麻雀を打つのが恒例行事になっている(下記写真はその時の一枚)。
また麻雀はよくギャンブルと括られがちもゲームでもある。たしかに麻雀はギャンブルとしての側面が強い。強すぎる。正直無茶苦茶ギャンブルだと思う。でギャンブルと聞くと多くの人が反射的に怖さを感じたり、身を亡ぼすイメージを持ってしまい、とっつきにくさを与えているように思う。
ただこう言い換えるとどうだろう「麻雀はガチャ」である。
「ガチャ」、オンラインゲームでキャラやアイテムを手に入れるために(主に課金して)回す行為である。みなさんガチャするの好きではないですか?私の世代だとゲームでなくシンプルに駄菓子屋でガチャガチャを回していたが、小学生の自分はおこづかいの大半をガチャガチャに使っていた気がする。それくらガチャは面白く中毒性があり大抵の人間は逃れられないのである。なので麻雀にギャンブルぽい怖さを感じる人は麻雀はガチャしてるのか!ともう少し気楽にとらえてほしい。
また麻雀はトランプのポーカーにも近い所がある(ポーカーもギャンブルやんけ!という声はここではスルーする)。麻雀はポーカーでいう2カード、3カード、フラッシュ、ストレートのように、ガチャをしながら出た牌の組み合わせで「役(やく)」を作るゲームである。でこの「役」が完成すると「上がり」ができ、役のレア度に応じて1000点から最大48000点まである(この点数の幅があることで負けていても一発逆転の可能性が常に残る)。また麻雀は基本4人で行うものだが、この4人で行う所が麻雀の最も面白い要素かもしれない。大抵のスポーツは1対1の戦いで勝ちと負け、あっても引き分けしか存在ない。ただ4人となると勝ち(1着)、負け(4着)の間に2着、3着が存在することになる。プロ野球なら序盤で大量リードされたらその後逆転は難しくなるが、麻雀だと序盤で1人に大量リードを許しても2着や3着になる目標があるため、最後まで全く手が抜けないのである。人気ゲーム桃太郎電鉄も2人でやるより4人でやる方がはるかにおもしろいですよね!?
でその麻雀をチーム戦にしてスポーツのていにして開催しているのがMリーグなのである。長かった…
※当然ですがMリーグでも通常の素人麻雀でもお金の授受や賭博行為は一切禁止されています!お金を賭けると普通に捕まります!
そしていよいよMリーグであるが、この麻雀を「チーム戦」にして「スポーツのてい」で行うと書いた。この2つがキモでありミソでもある。
「チーム戦」については、従来のプロ麻雀は雀士が個人戦で競いあうのが主流で(今でもそうだが)、よほどの麻雀マニアでないと応援する選手を見つけて勝敗に一喜一憂するところまでたどり着けなったのだと思う。これをチーム戦にするとプロ野球でいう読売ジャイアンツ、阪神タイガース、中日ドラゴンズのようにチーム名が先頭にくることになる。チームには選手、監督、スポンサー企業の魅力やイメージにより自然とチームカラーというのが出てくるため色分けされてくる(アイコン化されてる)。そうすると個人戦で誰かを応援するまでたどり着けなった私のような人も不思議と応援しやすく楽しめるようになるのである。それに運動会レベルでも個人戦よりクラス対抗のチーム戦の方が単純に盛り上がりますよね!あれと同じです。※ちなみに私しのMリーグ推しチームはKADOKAWAサクラナイツです!
「スポーツのてい」は先のチーム戦で戦うのもその一つなのだが、選手はユニフォーム着用、きちんと機構を作りクリーンな組織に見えるようになる。これはギャンブル要素の強い麻雀のイメージを変える役割としてかなり大きい。これは最近世界的に人気が出て来たe-Sportsでも同じ事が言えると思う。e-Sportsは端的に言えばTVゲームで対戦するだけなのだが、きちんと機構を作りスポーツのていを取ったことでこれまで子供の遊び(大人になってまでゲームをやってる人は異常者扱いされる時代もあった)の範疇だったTVゲームがクリーンなイメージとなり、競技人口が増え、それを観て楽しむ人が増え、スポンサーや賞金が付き、世間に認知され、どんどん価値が上がってきているのである。Mリーグも所詮ゲーム、所詮ギャンブルのイメージが大きく変わり世間に認知され出している段階である。
今回は前置きに長くなってしまい、Mリーグの面白さの掘り下げが少なかった気がするが、Mリーグはプロ野球、サッカー、将棋、ゲーム、競馬好きな方ならハマれる人は多いはず。もちろん麻雀のルールを知らなくても観るだけでも大丈夫、観ているうちにだんだんと分かってきます(実際やるなら多少の勉強は要りますが)。参加選手も多種多彩なメンバーでかっこいい選手、美しい選手、いかつい選手、俳優・声優さんと兼業選手などキャラの立った魅力的な選手ばかり。更にシーズンオフには選手を入れ替えるドラフト会議もあります!
中継は平日19:00からAbemaTVで"無料"で見られるので、仕事終わりに晩酌でもしながらがら見るのにも最適なコンテンツです(私はお酒まったく飲めません!)。
最後に、Mリーグはまだ始まって4年目、ようやく世間に認知され出した段階でしばらくはのびしろしかないコンテツだと太鼓判が押せます(もちろん長く続けることで停滞期はくるだろうが…)。ここまで読んでいただきMリーグや麻雀に興味がなかった方が少しでも興味持つきっかけになれば幸いです。
是非Mリーグを一緒に楽しみましょう!
■Mリーグの概要
・1チームが最大4名で編成(男女混合の義務づけあり)、監督1名
・競技はユニフォームを着用(mizuno提供)
・現在8チームが参加(各チームにメインスポンサー、ユフォームスポンサーあり)
・選手は年俸制で最低年俸400万円
・レギュラーシーズン90試合行った後、上位6チームがセミファイナル、更に上位4チームがファイナルに進む
・優勝賞金5000万円
・試合日は月曜、火曜、木曜、金曜の週4日開催(1日2試合)
・全試合AbemaTVで生中継で無料配信 19:00~試合終了(大体22:30)まで
※昨シーズン1試合あたりの視聴者数は50万人前後、最大時で100万人くらいだったかと