Appleの書体、San Francisco
書体のはなしマガジン
ビジネスに使えるデザインの話
Appleが2024年現在使っている書体、San Francisco
アップルが、自社製品やOSになんの書体を使っているのか、2014年からはこのSan Franciscoという書体を使っています。
書体 San Francisco
書体名:San Francisco
種類:サンセリフ
分類:グロテスク(ネオグロテスク)
ファウンダリ:Apple
リリース年:2014
入手
サンフランシスコ(San Francisco、通称SF Pro)はアップル社製のネオグロテスク書体である。 2014年11月18日に開発者向けに初めてリリースされた。アップルで約20年ぶりにデザインされた新しい書体であり、ヘルベチカ(Helvetica)とDINにインスパイアされている。
macOS CatalinaフォントのGalvjiは、San Franciscoの変種であるSF Pro Textに似ているが、行頭が低く、スペーシングが大きい。
San Franciscoになってどうかわったのか?
それまでは、みんなだいすきな書体、Helveticaをアップルは使っていました。
これがどうしてSan Franciscoに変わったのかというと、単純に超大手のBtoC企業は、自社オリジナルの書体にしていく傾向があり、そのためとも言えますが、それ以上にApple Watchが関係しています。
それまではスマホで読める文字であれば、良かったのですが、Apple Watchを世に出すにあたり、より小さなディスプレイでも読みやすい書体が必要になりました。そこで開発されたのがSan Franciscoでした。
ご覧のように、かなり小さな大きさで文字が表示されています。このため、誤認しやすい3と8やCとOなどを間違えにくいようにリデザインされています。
使用例
Appleが使っているのは全部San Francisco。ただバリエーションが非常に豊富です。
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