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Appleの書体、San Francisco

書体のはなしマガジン


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Appleが2024年現在使っている書体、San Francisco

By Victor Erlund - Own work, CC BY-SA 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=123919080

アップルが、自社製品やOSになんの書体を使っているのか、2014年からはこのSan Franciscoという書体を使っています。

書体 San Francisco

書体名:San Francisco
種類:サンセリフ
分類:グロテスク(ネオグロテスク)
ファウンダリ:Apple
リリース年:2014

入手

サンフランシスコ(San Francisco、通称SF Pro)はアップル社製のネオグロテスク書体である。 2014年11月18日に開発者向けに初めてリリースされた。アップルで約20年ぶりにデザインされた新しい書体であり、ヘルベチカ(Helvetica)DINにインスパイアされている。

macOS CatalinaフォントのGalvjiは、San Franciscoの変種であるSF Pro Textに似ているが、行頭が低く、スペーシングが大きい。

San Franciscoになってどうかわったのか?

それまでは、みんなだいすきな書体、Helveticaをアップルは使っていました。

By GearedBull Jim Hood - Own work, Public Domain, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=3367075

これがどうしてSan Franciscoに変わったのかというと、単純に超大手のBtoC企業は、自社オリジナルの書体にしていく傾向があり、そのためとも言えますが、それ以上にApple Watchが関係しています。

それまではスマホで読める文字であれば、良かったのですが、Apple Watchを世に出すにあたり、より小さなディスプレイでも読みやすい書体が必要になりました。そこで開発されたのがSan Franciscoでした。

わたしたちは、気づかないままにApple Watchで、ものすごく小さな文字を読んでいます。https://www.wired.com/2015/06/apple-abandoned-worlds-beloved-typeface/

ご覧のように、かなり小さな大きさで文字が表示されています。このため、誤認しやすい3と8やCとOなどを間違えにくいようにリデザインされています。


使用例

https://www.apple.com/

Appleが使っているのは全部San Francisco。ただバリエーションが非常に豊富です。


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参照


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