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世界の国旗と国章(28) スウェーデン
世界の国旗と国章マガジン
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スウェーデン王国
正式名称(日本語):スウェーデン王国
正式名称(英語):Kingdom of Sweden
公用語:スウェーデン語
首都:ストックホルム
位置
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スウェーデン王国(スウェーデン語: Konungariket Sverige)、通称スウェーデンは、北ヨーロッパのスカンディナヴィア半島に位置する立憲君主制国家。
首都はストックホルム。
1995年に欧州連合(EU)に加盟していますが、ユーロは導入していません。北欧諸国のひとつであり、西にノルウェー、東がフィンランド、南はデンマークと国境を接しており、バルト海を挟む形でバルト三国やポーランドとも接しています。
人口は約1045万人(2021年12月スウェーデン統計庁による)。
北欧諸国では最多の人口です。住民の大半は北方ゲルマン系(スウェーデン人)ですが、北部には少数のサーミ人とフィン人が暮らしています。
宗教は国教であるルーテル教会が大多数を占めています。
言語はスウェーデン語が公用語であり、他にサーミ語やフィンランド語などが存在しています。
民主主義の成熟性が高く評価されており、エコノミスト誌傘下の研究所エコノミスト・インテリジェンス・ユニットによる民主主義指数は、ノルウェーとニュージーランド、アイスランドに次ぐ世界4位で「完全な民主主義」に分類されています(2022年度)。
また、経済平和研究所による情報流通の自由度ランキング(2020年度)では世界第1位、国境なき記者団による世界報道自由度ランキング(2020年度)ではノルウェー、フィンランドに次いで世界第3位となっています。2019年、米コンサルティング会社が実施した調査で、スウェーデンは世界で最も評判の良い国に選出されました。2021年のジェンダー・ギャップ指数では第5位に評価されています。2015年の欧州連合差別報告書によると、スウェーデンは欧州連合で人種差別が最も少ない国とされています。2023年の積極的平和指数は世界5位。
長らく伝統的な軍事的中立政策を取ってきていましたが2022年にはじまるロシアによるウクライナ侵攻を受け北大西洋条約機構(NATO)への加盟申請を行い、トルコとハンガリーの承認を得るのに時間を要したものの、トルコが2023年7月に、ハンガリーが2024年2月に承認し、32番目の加盟国となることが確定しました。
概説
有史以前から北方ゲルマン人のノルマン人が居住し、6世紀から9世紀ごろにゲルマン系諸部族の連合による統一王国が形成されました。9世紀から11世紀のいわゆるバイキング時代にはヨーロッパ諸国に遠征。14世紀末から15世紀初頭にノルウェー・デンマークとカルマル同盟を結び、同君連合を形成し、実質上デンマークの統治下に置かれました。
1523年にグスタフ1世がスウェーデン王に即位し、デンマーク支配から独立。17世紀のグスタフ2世時代には三十年戦争に介入してバルト海一帯を支配する強国になりましたが、18世紀初頭の北方戦争に敗れて領土の多くを喪失したことでその地位を失いました。1814年にノルウェーを同君連合下に置きましたが、1905年にノルウェーは分離独立しました。19世紀半ば以降は対外平和と国内民主化に努め、20世紀の両大戦にも中立を守りました。
政治体制は議会(リクスダーゲン)から選出された首相が行政権を握る議院内閣制です。議会は一院制で、その選挙制度は完全比例代表制です。
国王は1974年制定の政体法により王権を大幅に縮小されており、儀礼上の役割のみが権能として残されています。現王室はベルナドッテ家。歴代国王は王位につく際に、自分の統治について所信表明する習慣になっています。
オンブズマン制度の発祥地として知られ、現在では様々なオンブズマン制度が行政監視のみならず社会のマイノリティー差別の監視の役割も担っています。
高福祉高負担の代表的な国として知られており、教育費、医療費、失業手当、年金などで手厚い保護を受けられる一方で税金が非常に高い。特に富裕層には非常な高税が掛けられ、その課税率は他の先進国と比較しても群を抜いて高い。ただ近年(2019年)は富裕層への高税を緩和する政策も打ち出されています。労働組合の組織率が高く、政治的に大きな影響力があり、労働組合と企業・政府との緊密な協調体制は「スウェーデン・モデル」と呼ばれました。
外交面では中立政策を基調とし、パレスチナ和平やボスニア和平などで調停役をつとめました。しかしロシアによるウクライナ侵攻で中立主義を転換し、北大西洋条約機構 (NATO)に加盟を申請。防衛力の整備には力を入れており、義務兵役制により欧州有数の軍備を保有しています。2024年2月に必要な全加盟国の承認を得たため、32番目の加盟国となることが確定しました。1995年には欧州連合(EU)に加盟しましたが、2003年にユーロ導入を否決しています。
経済面では、森林・鉄鉱・水力資源に恵まれ、パルプ・製紙・鉄鋼・機械・造船などの工業が発達しています。鉄鉱山はイェリバレやキルナなど北部・中部に多い。耕地は南東部に集中しており、農業の機械化が進んでいます。農産物の自給ができないので貿易依存度が高く、海運業が発達しています。近年はIT産業も盛んになっています。国民1人当たりの国民所得は高いが、OECDによれば、購買平価説に基づく税金などを除いた1人当たりの可処分所得はドイツより低い。
地理としては国土が南北に長く、北西部は山地、南東部は丘陵・低地・湖沼地帯、東部はボスニア湾とバルト海に面し、西部のノルウェーとの国境は標高1500から2000mの山脈であり、その最高峰はケブネカイセ山(2123m)です。南西はカテガット海峡を挟んでデンマークと近接しています。ヴェーネルン湖、ヴェッテルン湖など多くの湖が存在し、湖の総面積が国土の約8.6%を占めています。国土の約50%は針葉樹を主とする森林に覆われています。気候は緯度の割には温暖であり、南部では年平均6から7℃の気温です。
首都
ストックホルム
ストックホルム33歳ひとり旅🇸🇪世界一美しい首都と称される北欧のヴェネツィア【ヨーロッパ#11】2022年7月15日〜18日(Youtube)
国旗
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縦横比:5:8
制定日: 1906年6月22日
使用色:青、金(または黄色)
スウェーデンの国旗(スウェーデン語: Sveriges flagga)には、青地に金のスカンディナヴィア十字が描かれています。金十字旗とも呼ばれています。
このデザインと色使いは1442年に制定されたスウェーデンの国章に由来しています。この国章では、青字が金色のクロスパティーで4つに区切られており、デンマークの国旗に倣ったものであるとされています。ただし、青と黄色の色使い自体は、少なくとも1275年に制定されたスウェーデン王・マグヌス3世の王室の紋章で既に使われています。この国旗に使われた色については、青は澄んだ空、金はキリスト教・自由・独立を表すとも言われています。
国章
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使用者:カール16世グスタフ
採用 1525年、1905年
クレスト:Royal Crown of Sweden
盾: Azure, quartered by a cross Or with outbent arms, and an inescutcheon containing the dynastic arms of the Royal House. In the first and fourth fields three open crowns Or, placed two above one. In the second and third fields three sinisterbendwise streams argent, a lion crowned with an open crown Or armed gules. The inescutcheon is party per pale the arms for the House of Vasa (Bendwise azure, argent and gules, a vasa (sheaf of wheat) Or); and the House of Bernadotte (Azure, issuant from a wavy base a bridge with three arches and two towers embattled argent, in honour point an eagle regardant with wings inverted resting on thunderbolts Or, and in chief the Big Dipper constellation of the same).
サポーター:two lions regardant, crowned and with forked tails (queue fourchée) Or armed gules, standing on a compartment
コンパートメント:Pedestal
スウェーデンの国章は、北ヨーロッパにある王国スウェーデンの国章です。上の国章は最も高貴な国章で、王室発行の公文書等、ごく一部のみで使用されています。下の国章は略章で、通常スウェーデンの行政機関や在外公館ではこちらの方が使用されます。
上の国章の中央に描かれているのはスウェーデンを象徴する王冠と盾であり、二頭の顔を後ろに向けた両足立ちの二尾のライオンがサポーターとなってそれを支えています。盾の中央部にはスウェーデン王室の個人紋章が配されています。
一般人が見かける事が最も多いのは略章の方であり、オリンピックや各種スポーツの世界選手権等でスウェーデンの選手団が着用するジャケットなどにも国旗以外に略章があしらわれる事が多い。各種スポーツの大会で、スウェーデン代表をさして「トゥレー・クローノー(tre kronor)」(三つの王冠)というのも、この略章に描かれている逆三角形状に配された三つの王冠に由来しています。略章下部の色(青と黄色)もスウェーデンの国旗と共通しています。
スウェーデンの歴史
割愛。
メモ
なし。
参照
*1 Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AE%E3%83%AA%E3%82%B7%E3%83%A3
*2
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%81%AE%E5%9B%BD%E7%AB%A0
*3
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%98%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%81%AE%E6%9F%B1
*4
https://japan.wipgroup.com/media/language-population
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