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自分史的なクリッピング史料

連日の猛暑。これはたまらない・・・。といった類の投稿が続いてしまうのは必然的なのだろうか?と思いつつ、清涼感あるトピックスはオリンピック以外にはないのだろうか??ないんだろうなぁ・・・とも。俗にいい話、深いい話のタネは新聞などのメディアにはよくよく丁寧に読めば何らかしらの出来事を拾うことはできるのだろう。それに比べて、アスリートへの誹謗中傷やフワちゃんへの誹謗中傷など悪い話には事欠かないというのもちょっと寂しい気もする。そうこう考えていると結局自分の心が落ち着くのは犬(ペット)の話に行き着く。

2023年6月26日 朝日 病室に笑顔 モリスがいたから
病院勤務犬 寄り添い続けた4年

聖マリアンナ医科大学病院(川崎市)で働いていた一頭のスタンダードプードルが(2023年)5月末に引退したというリード文で始まる。名前はモリスで病院勤務犬として4年間も勤め上げたとある。

勤務犬は訓練を受けた犬が、手術室まで付き添ったり、病室で患者に寄り添ったりすることで、患者が治療に前向きになれるようにサポートするという役割を担うという。動物介在療法というらしい。モリスは2019年1月、3歳3カ月で2代目の勤務犬となったとあり、仔犬の頃から甘えん坊で人懐こい性格だと。我が愛犬も人懐こく、甘えん坊だが、やたらと落ち着きがない。まだ7カ月だから仕方がないと諦めつつ、大人になったら少しは落ち着くのだろうかと不安。ガン患者などもモリスをある一定の時間になると指定して病室まで来てもらっていたというエピソードが記されている。それは、ご家族が見舞いに訪れる時間を指定して、犬を介在とした穏やかな時間を過ごしていたと。要は、ご家族の不安を少しでも払拭するために患者さんが自ら和やかになる雰囲気づくりをしていたのだろうと、看護師の方のコメントが。

一方で病院勤務犬は、動物福祉の観点から、犬自身もその活動を楽しむことが重要で、モリスも撫でてもらったり、ベッドで一緒に寝転んだり、一緒に歩いたりと、散歩や昼寝を挟んで一日を過ごしていたという。その後コロナ禍で活動が中断したものの、患者さんにとっては、「病気と切り離される瞬間」になっている。それは我が家で愛犬を飼っている人も同じように嫌なことがあってもその嫌な気持ちから切り離される瞬間だろうと思う。自分も先代の愛犬を亡くした時、本当にペットロス状態でもあった。13年間、楽しく散歩もしたし色々なところに旅行もしたし。今の愛犬も結局同じ犬種(シェルティ)がどうしても欲しくなって飼ってしまった。以前はメスで大人しくて幼い頃から良い子だったけど、今のはオスで極度の構ってちゃんだから、常にまとわりついてくる。でも間違いなく自分の癒しにはなっている。

この記事では、その後の段落で、終末期を迎えたガン患者の女性の話が記されている。自身も保護活動をしていた経験を持ち、犬をこよなく愛した人だったと。自宅での最期を迎えるために退院した際には、モリスが見送ってくれたことを最期まで喜んでいたとある。犬は喋れないからこそ、究極のボディ・ランゲージで語りかけてくる。これは飼ってみるとそう思うことが自然に受け入られるようになってくる。不思議だけど・・・。

動物介在医療法は、訓練期間の長さや育成機関の少なさから、日本では数箇所の病院でしか実施されていないらしい。確かにルールの中では難しいんだろうなぁと思う。でも理屈では語りきれないものでもあるはず。猫でも犬でも共生をテーマにもっと活躍できる場所が広がれば良いと思う。ペット嫌いの人もいるだろうけど、何とかならないものなのだろうか。そう言えば、自分のやりたいことの一つにアジリティに挑戦してみたいとずっと思っていて元気はつらつの我が愛犬には向いているのではないか?恐ろしいほどのジャンプ力も持ち合わせてもいるし。

ちなみにモリスの後はゴールデンレトリーバーのハクが継いだとある。ゴールデンも可愛い。但しかなりでかいので、家で飼うとなると結構大変は大変だろうなぁ。つい最近の記事でも認知症にも効果があるとも出ていたし、飼い主には間違いなく効用はあるはず。フィジカルだけでなくメンタルも含めた両面で我が愛犬との関わりを続けたいと思う。

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