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自分史的なクリッピング史料(番外編)
3連休も終わり、もう1月も半分が過ぎた。家内の実家青森は大雪の被害がメディアで度々取り上げられている。記録的な大雪。なにせ関東平野の南部に住む自分には、なかなか日常としてつかみどころがない。それでもこの冬一度もエアコンは使っていないので、だいぶ慣れてきた。朝4時頃に目を覚ましてうとうとしていると5時に我が愛犬が起こしにくる(今は一緒の寝室で寝ている)。それでも青森の冬の寒さはこんなもんじゃない。真冬に帰省したこともあるけど、まぁとにかく寒い。雪国、北国と言えば寒さとの闘いでもあり、ヒートテック極暖だけでは解決できない。かといって湯水のように光熱費をかけているとそれはそれで、大変なリビング・コストになってしまうから結構厄介だ。
さて、我が愛犬との朝の散歩は6時前に出発し、そこから概ね1時間、3.5㎞
以上を課して歩いている。流石に先週の風の強い日、体感温度が下がって滅法寒かったけど、今はさほど十分に着込んではいるのであまり寒さが気にならない。何せ犬だから、あっちこっち寄り道をするので、一応、文庫本や新書本を手提げかばんに入れて、長くとどまりそうだなという時に、気晴らしに読むことがある。何とか少しずつでも積読を消化したいという気持ちがあるから。
さて、今相当な数の積読を並行的に読んでいるけど、今特に読む気配が強い本をここにあげておきたい。
1.本当の自由を手に入れるお金の大学(改訂版)(朝日新聞出版)
いやぁ、この本はガイダンス本であるけど、かなりいい本じゃないかと勝手に思っている。こういう本を手元においておくと便利じゃないかなぁと思いつつ、愚息たちに読ませてみたいと思っている。未だ読了には至っていないけど、これはこれで結構参考になることが多い。
2.群集心理 ギュスターヴ・ル・ボン(講談社学術文庫)
この本は100分で名著で武田砂鉄が紹介・解説していた時に読みたいなぁと思い、NHKの番組テキストは買って読んだけど、本物はたまたま次男が大学の時の課題図書でもあった様子でそのおさがりを今読んでいる。ちょっとずつしか進んでいないけど、毎日なんとか。
3.暇と退屈の倫理学 國分功一郎(新潮文庫)
この本は2冊持っている。1冊目は途中で放置するようになってしまったのだけど、文庫版になって携帯性も高くなり、且つ内容はなかなか深い。著者の本は他にも読んでいるけど、ベストセラーになるだけの内容ではないかと思う。まだ読了に至っていないけど・・・。
4.小説の読み方 平野啓一郎(PHP文芸文庫)
この著者の「本の読み方 スロー・リーディングの実践」も読んだので、その続きとして。今半分ぐらいだろうか。テキスト自体は面白いし為にもなる。事例をあげながら、どう小説を解読して読み込むかなどが書かれていて、ああそうなんだぁという感じで読み進めている。
5.現代坐禅講義 只管打坐への道 藤田一照(角川文庫)
必ず宗教本が積読の中にある。何となく宗教の意義ってなんだろうと考えることが多く、何を読み解くかをいつも模索している感じ。坐禅の考え方などが講義されていて内容は面白い。500ページを超える本なので、ちょうど3分の1程度読んだところだろうか。これもちょっとずつ読んでいるので、かなり遅読だ。
6.法句経 友松 円諦(講談社学術文庫)
これは字のスペース間隔で言えばかなり一気読みができそうだけど、後半に記される現代語訳をみながらゆっくりと味わっている感じだろうか。とても心が洗われる感じがする。これも4分の1程度の進捗。「群集心理」同様、次男のお下がり。
このほかにも多くの積読が寝室にあって、気が向くとそれらを手にして、上記の本と入れ替え戦が行われたりしている。そんな読み方でいいのか?と自身でも疑念をもちつつ、先ずはしっかりと読むことだけに集中しているというのが現状。この積読方法は時間が経つとまた考えが変わるかもしれない。