自分史的なクリッピング史料

今朝からは久しぶりの雨降り。毎朝の犬の散歩はお休み。たまにこういう日がないと、暑さの最中、午前、午後と合計2時間近く犬と散歩するのも結構体力を必要とする。朝は爽やか、夕方は憩い、といった趣きで自分の健康にも寄与していることは間違いない。かかりつけの医者からも数値が改善しているので「その調子で」と言われている。体重も5㌔㌘程減ってきた。目標は後6㌔㌘だ。この数字は理想的。ほぼ学生時代の体重を目指そうというのだから。でも決して無理は禁物。心の中で自分と犬にエールを送りながらの散歩を心掛けよう。

2024年6月12日 朝日 フレー!フレー!変わる応援団
リーダー部員不足・ジェンダー平等重視の流れ

来年100周年を迎える東京六大学野球リーグの歩みは、応援団とともにあるというリードで始まる。ブラスバンドなどの伝統的な応援スタイルは、高校野球でも名物的にもなってきて、硬派なイメージではあったけど、段々とこの領域にも女性が進出してきている。今年、立教大で初めて女性応援団長が誕生したという記事。立教大の第93代団長。

そもそも応援団はリーダー部、チアリーディング部、吹奏楽部の3部で構成され、これまでは従来の慣習からリーダー部から団長が選ばれていたというのは、どこの大学でも同じ慣習だったと思う。ましてやくそ暑い中でも学ランを着て思い切り汗をかいてという昔の漫画で言えば、「嗚呼!!花の応援団」の青田赤道的なイメージだろうか。ところが、より若い世代は、その暑っ苦しい応援団を嫌って入部する人は減少傾向、更に昨今のコロナ禍で新入生歓迎会等の中止などあいまって、今の現役世代(学生)の部員にはどうやら、リーダー部の男性部員が危機的な状況にあるという。

立教大の女性団長はチア部での活躍が認められて白羽の矢が立ったという。
同大では2022年から、リーダー部において女性部員を解禁したらしい。そして現3年生3人は全員女性だそうだ。この中でも「新たな挑戦」「応援の気持ちに男女差はない」「学生にしかできない」という理由で、学ランを着用し、リーダー部の一員となって駆け抜けているとのコメント。

次に明大の話。同大では女性の団長、学ランのリーダーが少し前から活躍していたと。2017年に初めて六大学で女性の団長を誕生させたらしいけど、その背景はやはりジェンダーレスという基本的な考え方だということ。今では女性団長、女性リーダーというものを特に意識していないとのコメントを寄せている。2019年に女性初のリーダー部員が誕生し、毎年のように女性リーダーが入部してくるらしい。性別に関係なく練習メニューもこなすというから、相当ハードなものではないかと推察できる。応援団とは、元気な姿、背中を見せて、周囲に好影響を与え続けていくという使命を担っているんだと監督の弁。そしてそれこそ伝統なのだと。

自分も六大学だから、応援団はよく知っている。昔の同級生には女性のチア部の人が何人もいる。流石に団長ではなかったけど、チア部のリーダーであったりと、神宮で活躍する姿は時折テレビでみたりもした。彼女たちと会うとその時代をある意味誇りに思いながらという感じがひしひしと伝わる。生憎自分も体育会に所属していたが、一度だけ、試合に応援団が来てくれたことがあった。それはそれで印象的な光景だった。自分の学校では応援指導部という呼称から略称はエンブだったけど、他の学校はなんて呼んでいたのだろうかと今さらながら・・・。

この記事の左側下段には、追手門学院大学の先生がコメントされている。
2010年ごろから女性団長は全国的に現出している様子。背景は団内の女性比率が大きくなってきたことにある。確かに以前から大学そのものは男性社会であり、今もそう大して変わりない。そこに女性が参入していった。東京六大学野球リーグで初めて女性が応援に参加したのは、1960年の早慶戦。慶大が慶応女子高校のバトン部の生徒たちを招き入れたのが最初らしい。そして1963年に明大がバトン部を創設。女性応援部門が広がっていったという経緯だと。男性リーダーの現象と女性の進出。本当に今の時代を象徴するような事象だ。最近、朝散歩していると、中学生の登校シーンにめぐりあうことがある。女の子はスカートではなく、パンツルックの子もたくさんいる。征服という概念も昔から比べるとだいぶ変わってきたなぁと思う。「男女差」という感覚は今後もっともっと薄れていくと思う。ただ、克服しなければならない課題や壁も多いとは思うけど・・・。




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