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メキシコ死者の日を学ぶ#1【いつ?なぜ化粧をするの?】


11月1日、2日は死者の日。
メキシコはオレンジ色で染まる。

私は混雑が苦手であるため、シティ中心部などの観光場所へは行かなかったが、道でもカフェでも、仮装をする人やガイコツの化粧をする多くの人を見かけた。

通りすがりのアイス屋さんも
素敵な装飾。

リメンバー・ミーの舞台となったメキシコ。
一言でいえば日本でいうお盆。
しかしもちろん、日本人の考えるそれとはまた少し異なる部分もある。

今回は「死者の日(Dia de muertos)」についてスペイン語の先生から詳しく教えてもらったので、それを共有したいと思う。

※スペイン語の先生はあくまで語学の先生であり、歴史の専門家ではありません。諸説あるとご理解のうえ、お読みください。

死者の日はいつ?

11月1日、2日の2日間。
死んだ人たちに思いを馳せる日。お花や食べ物などをお供えし、死んだ家族と共に楽しむ時間を過ごす。

カトリック(メキシコ人の約80%)の考えだと、死んだ人は3つの場所に行くとされている。

  1. El Paraiso 天国

  2. El Pugatorio

  3. El Infierno 地獄

日本と同様、善人は天国へ、悪人は地獄へという考えである。それに加えて”真ん中”があるのが、特徴的であろう。
真ん中は、とりわけ良くも悪くもない人が行く場所であり、時間をかけて最終的には天国へ行くらしい。

そして、11月1日はEl Paraiso / El Pugatorio(天国と真ん中)の人たちをお祝いし、11月2日はEl Infierno(地獄)の人をお祝いする日とされているようである。

しかしながら、アステカ文明からの考えはカトリックと異なっている。
11月1日は子どものために、11月2日は大人のためにお祝いする。
今ではこちらの考えが一般的になっているらしい。


何の化粧をする?

死者の日というと、ガイコツの女の人をイメージすることが多いだろう。
多くの人は、El CatrinとLa Catrina に仮装する。

素敵。

二人はとても裕福な想像上のキャラクターである。
「金持ちだろうと、貧しかろうと、みんな死んでいるのだ」ということを示しているそうだ。

ちなみに、この化粧はサロンなどでやってもらったり自分でメイクしたり、人によって様々である。また、死者の日の前日10月31日はハロウィンであるため、それにちなんだ化粧や仮装をする人もいる。


お墓には何を飾るの?

Ofrenda オフレンダ、という祭壇にはたくさんのものが飾られる。

華やか。
日本の仏壇とは比較できない…


それぞれのものの説明は…

長くなりそうなので、次回#2に続く。







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