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ただ、人生で初めて、ビックマック1個を1人で食べたおはなし。


最近は、摂取カロリーを増やそうとしていることもあって、お菓子やジャンクもよく食べるようになった。


この間は、ビックマックを食べた。

一人で全部食べた。

ビックマックは思ったよりビックじゃなかった。

もっとひどい、油にまみれたものだとさえ思っていたけれど、
思ったより野菜もあったし、味つけも悪くなかった。

食べにくかったから、手で持ち上げないで、箱の底につけたまま形を保って食べるようにした。

夫に「変な食べ方。」と笑われた。

気づいたら、ぺろりと一人で食べ終えていた。


「ひとりで、食べられた。」と夫に言うと、
「確かに、珍しく全部食べたね。」と答えてくれた。



いつからか、ジャンクフードは悪者になっていた。

ハンバーガーも揚げ物も、食べる意味ないと思っていた。

食べ物をそんな風に思っていたのはなんでなんだろう。

それは、ただの健康を気取った痛いヤツだ。


ただ、ジャンクフードを毎日は食べたくはないけれど、
そんなに毛嫌いする必要なんてないんだよなって思った。

自分の中で何かが変わってきている。


その夜、親に
「今日はビックマック一人でぜーんぶ食べたんだ!」とラインをした。

「それは、すごいや!ビックリマックだね!」と返信してくれた。



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