​東洋医学と食生活③

​東洋医学と食生活③

地球はカルシウムの星で、生物は全てカルシウムを保有し、気力はカルシウムの移動により行われております。

高齢になるとカルシウムが不足し、骨粗鬆症を患います。

食が細くなり生物を摂取出来ず、カルシウムを得る事が出来ないのと、体内では生命を保つ為生理活動が行われ、カルシウムを消費しております。

体内の蛋白質からなる各種アミノ酸や、酸化還元酵素・移転酵素・仮睡分解酵素・脱離酵素・異性化酵素・合成酵素等の酵素をカルシウム結合蛋白質から精製していると云われ、一日に600mg~1500mg消費し、排泄は尿で150mg~200mg、糞で400mg~550mg、汗で20~50mg位が排泄されます。

カルシウムは生物以外からは補充出来ません。

風化貝化石はカミオニシキ貝の風化貝化石です。

高齢化を避け、無病で活力を得る為にはカルシウム分を多く摂って下さい。

●穀類は本来主食です。

最近の若い人は穀物離れが進んでいるようですが、穀物には炭水化物が含みゆっくりと分解・消化されて、安定したエネルギーを摂る事が出来ます。

麦や米、粟や黍等粒が小さく育つのに時間が掛かりますので、他の植物よりも穏やかな陽性で身体を暖める力を持っております。

サラダやアイスクリーム、獣肉等の極陰や極陽を和らげる作用をします。

ビタミンB群が豊富に入っており、呼吸が正常に行われていると完全燃焼して、体内に毒素を残しません。

強く精白し過ぎると不完全燃焼を起こし、細胞内に乳酸が溜まり、肝臓や腎臓に負担を掛け過労を招く事になります。

精白は程々にして下さい。

●芋及び澱粉類は葉野菜より陽性ですが、ジャガイモは茎が発達した物でカリウムが多く、他の芋より陰性度が高くなります。

芋類は澱粉の外に食物繊維が多く含んでおり、便秘を防ぐのに有効です。

含有するビタミンCも熱に強く長時間熱を加えて料理する為、砂糖及び甘味類は同じ糖質でも砂糖は二糖類と呼ばれ、穀物等の炭水化物の糖質と異なります。

澱粉からブドウ糖に変わるには一個々々のブドウ糖に時間を掛けて切り離され、徐々に吸収され安定した血糖値を出しますが、砂糖は一挙に吸収されインシュリンホルモンの出動で安定を保ちます。

血糖値が急激に増減すると情緒不安定となり、多いと躁となり少ないと落ち込む鬱になります。

精製糖は吸収が良すぎる為極力避けるのが賢明です。

特にコーラやジュースには多く入りますので注意して下さい。

●菓子類は甘味の菓子と塩味のスナック菓子に分けられ、甘味の菓子はカロリーが高く、ビタミン類は殆ど含まれておりません。

塩味の菓子も高カロリー・高脂肪の食品です。

摂り過ぎ・運動不足・食事外の摂取は、肥満や心臓病・糖尿病の原因とも成ります。

更に水類を摂るとなれば陰性体質が進みますので、冷え性の人や女性は警戒するべきです。

●油脂類のチーズや獣肉等の脂肪は飽和脂肪酸といわれ、体内で固まり蓄積する性質があります。

従って不飽和脂肪酸の魚油や植物性の脂肪を摂るようにするべきです。

牛の体温は平均41度といわれ、牛の体内では脂肪は溶けておりますが、人の体温は平均して36,5度が普通といわれ低い為に脂肪は溶けず、コレステロールとなって血行を阻害しております。

動物性の脂肪は冷たい海を泳ぐ背の青い魚に多く有るといわれ、EPA「エイコサペンタエン酸」と言う成分を含んでおり、植物性油脂と共に、血流を良くする陽性の成分と言われております。

但し南国のココナッツオイルは飽和脂肪酸に分類されており、循環器障害を起こす危険性があるといわれております。

●鳥獣鯨等獣肉類は日本人には馴染みません。

日本人の腸は欧米人に比べて長く、穀物や野菜に適しており、栄養をゆっくり吸収します。

獣肉類を過食しますと消化物が長時間腸内に留まりガスや毒素を発生し易くなり、便秘状態と同じ現象になり、肝臓に無理が掛かるようになります。

動物性蛋白は大切ですが、過食の害を頭に入れておいて下さい。

動物性蛋白は陽性の食品です。

良く動く動物は陽性が強く、可動しない動物は陰性に傾き、地面から離れる鳥等は陽性が弱く、地中に棲む蛇等は陽性が強くなります。

獣肉を食べる場合は、三倍以上の穀物や豆・野菜・海藻キノコ類を食べる事を勧めます。

●鶏卵等の卵は動物性蛋白質として優れた食品です。

蛋白質の外ビタミンA、B1、B2、硫黄・燐・其の他のミネラルを含んだ安全な全体食で、動物性食品の中でも陽性が一番高くなります。

但しアレルギーや便秘を起こす人もおり、食物繊維の多い野菜と調理して下さい。

ゆで卵等は消化しにくく、出汁で割った茶碗蒸しとか卵スープを勧めます。

●乳製品は動物性食品としては陰性度の高い食品に入り、チーズは色の濃い程陽性、色が淡く柔らかい程陰性と云われております。

カルシウムやビタミン・カロチンを含む良質の動物性蛋白質ですが、胃液の薄い陰性体質の人は口の中で良く溶かして、唾液を混ぜて食すると消化が良くなります。

牛乳は冷えた儘飲むと消化に悪くアレルギーの原因となりますので、暖めてゆっくり飲んで下さい。

ヨーグルトも冷やし過ぎは良くありません。

牛乳のカルシウムはイオン化カルシウムですから骨材には成りません。

骨の為の牛乳はやめて下さい。

陽性の小魚・胡麻・穀物・切り干し大根等から、カルシウムは補給して下さい。

●キノコ類は陰性食品で、日光を照射する程効果が上がり、陽性病の心臓病・糖尿病・痛風・高血圧・脂肪肝等のコレステロール減少に、ノーカロリー食品として優れております。

但し冷え性の女性には禁物で、間違っても超陰性食のキノコサラダは食しないで下さい。

●嗜好飲料水は乳酸飲料水・清涼飲料水・アルコール飲料水等有り、何れも陰性です。

ビタミン類が入っている等と勘違いしないで下さい。

メーカーは販売促進の為効果があるかのように見せておりますが、カロリーは高くてもビタミンや身体に効果的なミネラルは全く入っておりません。

飲み過ぎると陽病になります。

吸収が早いので急激な血糖値の上昇や情緒不安定・血行障害を起こし、特に女性の冷房を利かせた部屋でのオレンジジュース等は百害の元です。

アルコールやワインも、末梢血管障害を起こします。

●海藻類は全て有効の中庸食品で、豊富なミネラルや植物繊維に富み、然も低カロリーで最高の食品です。

海の物はイオン透過性に富み、栄養は其の儘骨となり血や肉に変わります。

毎日何らかの海の物を食べたいものです。

風化貝化石も海藻と同様に吸収されます。

野菜・果実類は大半が陰性です。

動く物は陽性、動かない物は陰性、地球の中心に向かう根等は陽性、地表から離れる物は陰性に傾き、急速に伸びる葉や茎は陰性、寒帯地方の植物は陰性で、熱帯地方に傾くと陽性化しております。

しかし、ドライフルーツになると陽性化します。

陰性の水分が無くなる為と日光の関係があります。

夏に収穫されるトマトや胡瓜は血圧を下げるカリウムが多く含んでおり陰性、形の大きい物ほど陰性が強くなり、緑の濃い葉類は陽性の症状に適します。

陰性の物は熱や圧力を加えて調理し陽性化して冷え性を治して下さい。

冷え性改善には、カリウムを無効にするカルシウムが必要です。

風化貝化石カルシウムを活用して下さい。


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