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今からでも遅くない。小山田圭吾をオリンピックパラリンピックからハズして、素晴らしい開会式閉会式を世界に示そう。

※※※この記事には、胸クソ表現が含まれます※※※



今回の東京オリンピックパラリンピック、開会式直前になって発表されたクリエイターの中に、長年大嫌いな人物・小山田圭吾が含まれていた。

「なんで、コイツが選ばれる(怒)?!」

と思っていたら、案の定、大炎上している。

noteを相互フォローしている一人が、そんなわたしのムカつきや悔しさを的確に書かれていて、その晩は一時的に気持ちが救われた。

でも、フツフツとまた怒りが込み上げてきて、Yahoo!ニュースのたった1記事に付いた小山田圭吾に対する10,000件以上の批判コメントを、深夜から朝方にかけて何割か読ませていただいた。

小山田圭吾本人はもちろんのこと、小山田圭吾を選んだ人たちも、留任した人たちもダメすぎるが

「日本国民の心はまだまだ捨てたもんじゃないんだ! 」

と、これまた少し救われた。

また、先に書いた相互フォローさんの記事に

「テレビや有名SNSは自主規制して、小山田圭吾が実際やった凄惨な事件(『いじめ』なんて敢えて書かない)を正確に伝えないから『昔のことを今さら』なんて言い出す人が現れる」

とコメントを書いたら、今日、放送されたテレビ番組『サンデージャポン』や『アッコにおまかせ!』で有名無名問わず、やっぱり、

「昔のこと」
「本人は反省してるかも」
「子どもがやったこと」
「もう許したら」

なんて意見も少し出ていた。インタビューに答えた20代の女性は、全裸・オナニー・ウンコ・バックドロップ・マットぐるぐるといった人権侵害や生命の冒涜といった内容を恐らく知らないのだろう。しかし、小山田圭吾の凄惨な事件の内容の一部を読み上げたアナウンサーや司会者が

「他にも、テレビではとても報じられない内容」

と一言添えていたのが、放送コードにギリギリ一杯引っ掛からないように最大限、小山田圭吾がやった凄惨な事件(本人は一部否定)を伝えた上で、精一杯正確に伝えようとしているんだという気持ちがヒシヒシと伝わってきた。

サンデージャポンに出演していた武井壮は、声を震わせ泣くのを必死に堪えてコメントしているように見えた。もちろん、いちばんは被害者の方の耐え難い気持ちを慮ってだろう。また、コロナ禍でスポーツ一筋に頑張ってきたオリンピックパラリンピック出場アスリートが不憫に思えて悔しかったのだろう。

今、この時期、いちばん注目されるべき主役は、選手だったはずだ。開催そのものや利権を批判されようとも、選手だけには気持ちよく開会式や閉会式に参加して欲しかったはずだ。

アッコにおまかせ!に出ていたIKKOは、声を震わせ泣くのを堪えているどころか、過呼吸を起こしているように見えた。荒い呼吸の中、小山田圭吾がやった凄惨な事件も、雑誌のコメントも、今回の謝罪文も、厳しく凶弾しつづけた。自身がマイノリティとしてたくさん悔しくつらい思いもしてきただろうし、心優しいIKKOにはキツすぎる内容だったのだろう。パニック障害が再発しなければいいが。

和田アキ子も
「あまりにも『悲惨』。これは『いじめ』なんて表現じゃ足りない。『陰湿』なんて表現じゃ足りない」
と繰り返した。自身もDVや出自に対する差別を受けた被害者側として、小山田圭吾の凄惨な事件の内容や反省のなさが許せなかったのだろう。

IKKOや和田アキ子に限らず、今回の小山田圭吾オリンピックパラリンピック起用は、トラウマやPTSDを抱えた人たちやそれを乗り越えた人たちの病気を、日本全国で悪化させたり、再発をさせているんじゃないだろうか。

以下は、わたし個人の意見である。


小山田圭吾は反省していない。


✔️小山田圭吾が大炎上するのは、今回で3回目であるが、過去2回の大炎上では一切コメントを発表していない。一生逃げ回り、逃げ切るつもりだったのだろう。
✔️反省している人間なら、オリンピックパラリンピックの仕事を引き受けられるわけがない。
✔️Twitterの謝罪文でさえも「依頼を断るべきだったかもしれません」と書いている。本来なら「依頼を断るべきだった」が正しいだろう。みんなが何に対して怒っているのかが、この期に及んでもまだ分からないのだろう。


最後に、小山田圭吾を批判している人たちも含めて「開会式まであと5日しかないから、今さら辞任や解任は無理だろう」という意見が多いが、わたしは、今からでも小山田圭吾を辞任や解任ができると思う。それは、楽曲制作の大変さをまったく知らないから言ってるわけではない。

この国は、地震も津波も洪水も他の災害も敗戦も、驚異的な勢いで復興させてきて、その都度、世界から驚愕され、称賛されてきた。

今から小山田圭吾をオリンピックパラリンピックから一切ハズして、素晴らしい開会式閉会式を行おう。

それが、予算がなくて安っぽく見えてもいい。無音でもいい。準備不足でグダグダでもいい。

「いじめ・暴力・虐待・差別やそれを反省しない人は、断固許さない」

という姿勢を世界に示そう。平和の祭典には、それがふさわしいのだから。

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椎良麻喜|物書き(グルテンフリー/小説/エッセイ/写真)
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