沼田まほかるの「九月が永遠に続けば」を読んだ
前に読んだ「ユリゴコロ」が面白かったので引き続き沼田まほかるの著作を読んだ。
41歳の佐知子は夫の雄一郎と8年前に離婚し、今は高校生になる息子、文彦と二人でマンションに暮らしている。
普段と何も変わらない日常の延長であったはずのある晩、佐知子に言われてゴミを捨てに行った文彦がそのまま失踪してしまう。
近所に住む文彦の同級生ナズナとその父親、服部の助けを得ながら文彦の行方を追う佐知子。
佐知子と雄一郎の離婚の原因は、精神科医である雄一郎の病院に入院していた患者、亜沙実だった。