「捨ててよ安達さん」から道具との向き合い方を学ぶ
休日1日目
いつもの習慣で6時半に目が覚めた。
でも今日から6日間は二度寝をする事が出来る。
電車の時間を気にしなくていもいいし、朝から洋服に悩むことも、髪型や化粧を焦る必要もない。自分のために時間が使える6日間。
ということで、撮り溜めていた「捨ててよ安達さん」を漸く見た。
安達祐実が美しいことは言うまでもなくだが、とにかく短編それぞれが良い。
一つ一つのストーリーが美しくて、いつだって人間のそばで変わらない愛情を注いでくれる道具たちとの儚い関係性。
トイストーリーのオモチャのような「可愛い見た目」のものは、気持ちが宿っているかもしれないと思いやすい。表情があるとより信じやすい。
だがそのオモチャよりも常に側にある、今使っているペンやノート、コップや枕にもそれぞれに気持ちがあるとすれば、彼らは一番近くにいる私に何と言うのだろう。
「しっかりしろ」と叱るのか或いは、肩を抱いてくれるのか。
もし話をしたら、思い出話に花が咲いて少し寂しくなって。
対人間よりもよっぽど素直な関係を築ける。そして大切にする、磨いちゃう。
心の意思表示があるもの以外も大切にしたいと思っているのに、そもそも購入する時はそう思っているのに、実際は傷つけてばかりだ。
増える一方、失くしてばかり。
失恋と同じように、意識している目の前でその存在を失わないと、大切さに気がついてあげられないなんてあまりにも薄情だ。道具はこんなにも尽くしてくれているのに。
もっと大切にしよう。
使い捨てのタイプじゃなく、レフィルがあるものに変えたり譲ったり、方法はいくらでもあるはずなのだ。
道具を大切にする。
これも来年の目標の一つにしようと思う。
新年に入る前に、このドラマを見られてよかった。
意味のある1日でした。