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気まずかった友人と向き合う
ちょっとした事が理由で気まずくなってしまった友人がいた。
10代のときは何よりも心強かった言葉。
「親友」と言うほどんど縛りのワードをお互いに使っていたが、進んだ環境の変化によって、もともと合っていなかった価値観はますます反っていき、2、3年連絡を取り合うことはなかった。
彼女は関西に就職し更に疎遠になり、お互いSNSを更新しないため何の情報もないまま今日、ほとんど3年ぶりに彼女にあった。
私たちは10代のままのお互いを想像していたが、しっかり年月を重ねていた。
昔話で盛り上がっても、お互いの今の生活の苦悩を和らげる術を知っているし、苦手に思っていた部分も軽く受け流すことも出来る。それぞれ違う環境で、それぞれ大人になれたのだ。
きっとこれから先も、彼女の殆どを理解してあげることは難しい。彼女も私のことを理解できない部分が多いだろう。でもそれは仕方ない。それが生きていくということだから。
それでも、嫌なことから全て目を背けることからは、何も得ることが出来ない。時間をかけてでも向き合い、その人の存在を認めて自分が強くなるしかない。それが生きていくということだから。
これから歳を経て、細かなことを忘れていっても必ず、2人で笑い合っていた時間は流れていたし、その時間によって今日の私がいて彼女がいる。
この事を忘れなければ、相手の苦手と思う部分に出会ったとしても、少しのことならば、優しく見守ることができるんじゃないかな。
今回の彼女とのこの関係だけではなく、億劫に感じることは山ほどある。でもそれを嫌だから、苦手だからと言う理由で逃げていてはもったいない。
逃げたとしても時間をかけて向き合ってみると、実はそんなに苦手ではないことに気がついて、また笑い合えるかもしれない。