旅先ではお気に入りの場所を一つ作るのが良い
北海道へ行くと、必ず訪れるお気に入りの場所が「札幌ドーム」以外に唯一ひとつだけある。基本的にはドームとホテルの往復しかしないが、とにかく大好きな場所がある。
札幌駅から、ゆっくりペースの私が歩いて、
赤煉瓦の前で写真を撮り、
そしてまたゆっくり歩いて路面電車を眺めて。
そうこうして約20分。
クマのマークが可愛過ぎる「BARISTART COFFEE」。
こんなに可愛い珈琲屋さんがあれば毎日通ってしまう。だから東京にはなくて良かった。相当通い詰めて、相当貢いでしまうから。
お菓子やシロップ、タンブラーに豆など、それぞれ愛らしくパッケージングされた商品が並ぶ店内はこじんまりとしており、とにかくいい匂いが立ち込めている。
私は職場用と自宅用にそれぞれタンブラーを使用しているが、蓋が閉められるタイプで、2、3時間は保温が効く。そのため仕事中にはちょうどいい。空になったタイミングで席を外し休憩するという、張り詰めすぎない一つの目安にもなっている。
札幌にいる時はホテルで夜に食べるお菓子を買いこむことも恒例。旅行先で深夜に食べるデザートほど罪悪感と幸福感のあるものは存在しない。
そして、自宅用と実家用に豆を大量に購入するため、スーツケースの1/4は毎回豆ゾーンが出来上がる。
その豆を今日悲しいことに使い切ってしまった。
大切に大切に飲んで、豆を挽くたびにまた訪れたい気持ちが積もっていた。ふとした時に思い返すのはあの冷んやりと、そして凛とした空気。私の考え方を大きく変えてくれた場所。行くたびに帰りたくなくて、最後の晩に泣いてしまうほど特別な場所。北海道。
コロナの影響で以前より頻繁に行く事ができない。今年は1度のみ。
お気に入りのとても大切なお店のために、遠くに住む今の私が出来ることは何か考えた。
今までお店で買うことに趣をおいていた。それは特別な場所で買うことこそに意味があると信じてきたから。思い出も増えるし、価値もあると考えてきた。だが遠くからでも微力ながら何か出来るのならば、私は自分の気持ちよりも出来ることを優先したい。
コーヒー豆を初めてネット注文した。
早く、届いて欲しい。味わいたい。
そして、少しでも誰かのためになっていますようにと、ただただ願うばかりだ。
旅先ではお気に入りの場所を一つ作るのが良い
だって、こんな風に思う事ができる場所があることは、心の底から幸せだから。
(グッツも豆も、抜群だから本当にオススメですよ、、とアピールしておく)
ほら、可愛いでしょ?
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