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小説が書けなくなった私はnoteを書いてみることにした

小説が書けない。

時間的な問題じゃなくて、書きたいことだとか書けることが見つからないというか書くことが純粋にできない状態に最近なっている。

無理矢理アイデアを出すことはできるのだけれども、これが書きたいんだ! っていう執筆欲とも言える衝動が湧かないから実際には書くことができないのである。

今まではオリジナルが書けないと思ったら二次創作を書くみたいな感じで何かしら書くという行為はしていたのですが、ここ最近、どっちも書けなくなってしまっているという……。

原因の一つはモチベーションの低下。ブクマとか感想だとか反応が全くなくて地味に心が折れているのかもしれない。

ブクマとかを稼ぎたいだけだったら流行りの系統の作品を書くとかアダルト作品を書けばいいだけなんだけど、それは嫌だ! と思ってしまうという……。

というか仮にブクマとか稼いで、ネット上で反応を少しもらえたところで何だって言うの? って無常感にも駆られたりもする。

特にアダルトは下手でもなんとかなるから手っ取り早くはあるけれど、一生日の目を見れないですし。(あと下手でもスルーしてもらえるし評価ももらえがちだけど、一番筆力がはっきりとわかってしまうので、コイツ、下手だなってことがバレてしまう……)流行りに乗っても所詮なろう系の括りとかに収まってしまうのだろうなとも思う。

あと、現在ネット上での流行りの傾向である異世界転生だとかチート物だとか溺愛系だとかそういったものがどうしても好きになれない、もちろん書く気にもなれないというのもあるのだけれども。

なんだろう? チート物って努力せずにチート能力を手に入れるじゃないですか。異世界転生だと元いた世界では微妙だったけど、転生先で幸せに暮らしましたとか活躍するみたいな感じで、溺愛系は一方的にただ愛されるという……。

こう、ありのままの自分がそのまま周囲に受け入れられる、そのまま何もしなくても良いみたいな感じが合わないんですよね。

あなたが悪いんじゃない。周りの環境が悪いだけだとか能力を得る機会がなかっただけで、能力さえあれば無双できる!みたいなところとか、ひたすら主人公が受け身で周囲がお膳立てしている感じがどうしても性に合わないんですよね……。

問題を解決するためだとか置かれた環境を打破するために努力したり、奮闘したりする主人公が好きというか、そういう話が好きだというのが大きいのかもしれません。


そういう流行りに乗らない作品で、正々堂々と勝負したいのなら、公募に出せって話なんですけどね。

今まで自分が書いてきた作品で、これは絶対に面白い作品!って胸を張って言える作品を書けた試しがないから、あと長編が書けていないから公募には出せずにネット公開しているだけ……。(一部短編の公募に出して、落選しているものもありますが)

これが面白いと思われないとか絶対にあり得ない!って自信を持って太鼓判押せる作品がもし書けたら、電撃大賞とかメフィストとかにきっと送りつけてる……。

なんか評価されないのが当然な気がしてきた……。

昔は流行りとか関係なしに、これが書きたいって作品を一直線に書き上げたりできていたんですけどね。

実は自作のインビジブルガールは私が通っていた大学の文学部主催の文芸賞的なものに出した作品だったのだけれども、その選評をしている私のゼミの先生でもある方に

救いのない作品は流通しないよ

って言われてから、ちょっと立ち止まるようになって、次回、救いっていう観点を考慮した作品を見せてくれって期待も込められて選外にされたのですが、次の年、ネタはあったけど結局書けなくて、もちろん出すこともできなくて、そこからずっと上手くいっていないところがあったりします。

別にバッドエンド愛好家とかでは全然なくて、私も断然ハッピーエンドの作品の方が好きだわ、救いのない作品とか書いていてもしんどいし、読んでいてもしんどいし誰も得しないわってなって、そこからどうにか自分が書きたいと思えるものかつ救いをって模索し始めて、救い0の作品は書かなくなったというか書けなくなったのですが、その後に書いた作品はどれもなんかぬるくなったなって感じがあってずっと迷走している状態だったりします。実は。

自分の求める度合いと救いとを上手く折り合いをつけられると良い作品が書けそうな気はしているんですけどね。


色々と書き連ねてきましたが、結局のところ現在全く小説が書けなくなってしまっているので、しばらくはnoteでも書いて、文章だけは書き続けられる状態を保っていきたいです。

文章を書いていないって状態が、文章を書くこと自体は別に好きでもなんでもないのになぜかツラいので。何かしらを書き続けたいのです。

文章も筋肉とかと同じで、書き続けていないと落ちるみたいですしね。それがぶっちゃけ私は怖いのです。


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