#002 永安隆史 働くをより良くする改善マスター
ランチした方
面白法人カヤックの企画部/人事部 永安隆史 (社員ページ)
15年勤めているベテラン社員。ピープルマネージャー、コーポレートエンジニアリングチームを立ち上げる等、自分の得意×やりたい事で会社をより良くするポジションでチャレンジしている。
馴れ初め
面白法人カヤック時代の先輩。一緒に仕事をしたのが10年以上前。Facebookでランチ企画を募集したら速攻で申し込みを頂いた。
会社をより良くする嗅覚の持ち主
とにかく会社や働いてる人をより良くする事に挑戦しています。現場を知るためにプレイヤーをやりながらマネジメントにもスイッチする。ものすごく柔軟なのだ。その事例を当時の業界話と共に紹介。
スクラムの導入
私が永安さんと仕事をしたのは2009〜2010年頃。頭の良いプログラマーのイメージがあったがスクラムを導入してチームの制作進行を務めていた。
この頃はFlash全盛期でWEB開発の工数がものすごく高騰していた。広告代理店からの仕事が多く、クリエイティブ性も担保が必要だった。頑張ってなんとかする、気合いで乗り切るのが業界のスタンダードだったと思う。
そこでスクラムを導入したのだから、かなり早い判断。プランニングポーカーで工数を見積もってスケジュールを切っていた。日本のスクラムの事例は2015年以降から盛り上がっていたので先見性があった。
共にした仕事は大手通信会社のプロジェクト。2年近く開発が続くというものだった。当時は3ヶ月〜半年でWEBサイトを作るのが多かったので長期間の部類だ。 内容は携帯電話の万歩計で歩数や消費カロリーを計算。そのデータをPCのポータルサイトでも閲覧できる。私はそのUI・UXを担っていた。今でこそスマホのヘルスケアアプリがあるが、当時は事例が全くなく、ものすごく苦労した。
セキュリティ意識の向上
新規案件の際に永安さんがセキュリティチェックシートを持って現場確認をすることがあった。2段階認証が当たり前ではない時代。斬新な体験だった。大企業クライアントとの取引で会社のセキュリティ意識を上げねばならなかった。これを機に会社でちゃんとしようとする動きができたと思う。
ゲーム開発支援
スクラムマスターをつづけながら、ブラウザゲームを作っていた。しかし、Unityの将来性を痛感し、C#を新たに習得。現場も経験してゲーム開発のサポートを行う。
2011から2015年頃と記憶している。モバゲー、グリーがまだ主流で第二のパズドラを業界が狙っていた。徐々にネイティブゲームに移行する流れは避けられなかった。
以降はピールマネージャーやコーポレートエンジニアリングを独自の役割で作って業務を改善している。
社会人インターン
永安さんはカヤックに新卒入社で10年以上の在籍。価値観の基準が一つしかないのを危機感と感じたそう。当時の組織に足りないものを見つけるため、コルクとクラシコムで社会人インターンをしている。
その際の記事はこちら
自分が抜けても会社が回るかのテストも兼ねていたようだ。
過去の葛藤
柔軟に自由なポジションで仕事できるのは、もちろん結果を出しているからである。ただ入社当時は独自の葛藤もあったと語る。自分よりプログラムができる同期がいた。そこで自分は普通の人間である。
面白法人の社員は特技に特化したプロフェッショナルが多かった。ただ、社会通念条での当たり前が苦手な人も多い。だから普通目線がある自分なら面白法人で輝ける。他のちゃんとした会社に行ったら普通になってしまう。
この想いが現在の働き方のヒントになっている。
これから
今も独自のポジションで会社をより良くするために奮闘中。
個人ではカヤック、コルク、クラシコムにて培った会社をより良く回す経験から、様々な経営者と壁打ちもしている。
Thank You
読んでいただき、ありがとうございました。
今だからこそ確信したことがある。それは面白法人カヤックが会社としての基盤を築いていたのは永安さんの影響が大きいと。きっと私たちの知らないところで苦しさもあったと思う。改めて、ありがとうを贈りたい。
私たちクリエイターが「つくること」に集中できるのも、このような方々のお陰なのである。
それでは!フォースと共にあらんことを🖐️