Googleは屁こきながら「○○、歌って」の返事してる説
AIアシスタントには「キャラクター」が大事だという。
いろんなセミナーや書籍でそんな話を見聞きするし、
たしかに、実際使っていてもそう思う。
人格を感じさせない機械と会話しても多分つまらないし、
うまくいかなかったときのイライラのもっていきどころもない。
そんなところかと。
Alaxa(Amazon Echo)
Clova
Google Home
(敬称略・五十音順)
3つのスマートスピーカーが揃ってからまだまだ日は浅いけど、
返事の端々から少しずつ、
「○○らしさ」みたいなものを感じはじめている。
ということで、年始からせっせと比較中。
一番わかりやすいのは『歌』。
それぞれのキャラクターの全体像を表しているのかはわからないけど、
露骨に違いを感じる結果に。
■御三方へのお題
「○○、歌って」
■同回答
・Alexa
器用。推薦入学できるタイプ。
平成の世にあわせた、何ともちょうどいい機械感で返してくれる。
これ以上うまいと気味悪がられるし、これ以上下手だとたぶん面白くない。
※iPhoneで撮ったら音量が人見知りしてしまい、PCでは見れたものじゃない
・Clova
張り切りすぎ。我が我がで周りが引くタイプ。
AIと暮らすのが当たり前の未来ならいざしらず、
元号が平成のうちはやりすぎだし、うまさを求めるなら人の歌聞く。
・Google Home
倦怠期。屁こきながら返事してる。
わざとなのか、「おかしみがある」ところまでたどり着けてないのか。
わからないけど、子どもはちょっとしゅんとしてしまう返しな気がする。
どうなんでしょう。
『自分好みに成長していってくれてる感』が
(少なくとも素人目には)さほどない現状において、
こういうキャラ差ってかなり大事な気がするけど、
きっと購入前の意思決定基準には入ってないんだろうな。
高性能であるがゆえに嫌悪感を抱かれるとか、
AIの進化が脅威ととられるとか、
そういうのってSFの世界でマンネリ化してるレベルだと思うので、
もう少し愛着にフォーカスしてプロモーション仕掛けたほうが、
案外シャイな日本の一般家庭には広がるのでは。