Belief Echoes
新しい言葉を学んだ。
荻上チキのラジオを聞いていると、日本学術会議の話題で、「ビリーフエコーズ(Belief Echoes)」という言葉が紹介されていた。社会心理学用語で、日本語の定訳はまだないけれど、訳すなら「信念の残響」という意味になるらしい。デマや悪意ある情報が流された場合、あとになってそれが間違いだと訂正されても、最初に聞いた時の感情は消えない、という現象を指す言葉である。
つまり、デマであっても一度ネガティブな情報が流れてしまえば、そのデマを訂正しても、それが与えた影響までを修復するのは不可能だということ。報道のファクトチェックの大切さを考えさせられる言葉。
日付は変わって昨夜、夢の中で私は夫と電話していた。
「今日の夜はマクドが食べたい」と言うと、「今、ちょうどマクドの前やわ」と夫。買ってきてくれるのだろうと思って、ワクワクしながら待っていると、夫は手ぶらで帰ってきた。なんと、自分だけマクドで食べて、私には何も買ってきてくれなかったのだ。夢の中で私は、「ひどい!待ってたのに!」と泣きわめいていた。起きてもまだ、夫に対する憤りの感情が消えずにいた。
ただの夢の話なのに、現実にまで夢の感情が影響を及ぼすことが、私にはよくある。夢の登場人物にとったら迷惑な話だよなあと思いながら、こういう状況を的確に表す言葉を最近習ったはず…と、Belief echoesの話を思い出したのでした。いや、全然違うか。私がいつも寝ぼけてるだけか。
そんなわけで、今日のお昼はマクドでした。