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もうすぐ配信!大ヒットミュージカル「HAMILTON」

このニュースを知ってから、ワクワクが止まりません。7月3日、あの「HAMILTON」が、ディズニーの配信サービス Disney+で世界同時配信され、日本でも見れるらしい。これは、ヤバい…。

2015年、オフ・ブロードウェイでの上演開始からすぐに大ヒット、ブロードウェイでもチケットの売り切れが続く大ヒットミュージカル 「HAMILTON」は、アメリカ合衆国建国の父の一人であるアレクサンダー・ハミルトンの生涯を、ヒップホップ音楽で描いたミュージカルです。

全編ラップでストーリーは進み、登場する歴史上の人物は当然みな白人なわけですが、それを全て有色人種のキャストが演じる、という前代未聞の歴史劇です。ワシントン大統領もトーマス・ジェファーソンも演じるのは有色人種。彼らがカツラをかぶり、18世紀の格好をして、ラップでミュージカルをするわけです。これだけを聞くと、ギャグっぽい試みかと思われるかもしれませんが、これはコメディでもなんでもなく、壮大な歴史ミュージカル。

カリブ海の島に生まれ、孤児となったハミルトンには何の後ろ盾もなく、裕福な家の出身者が多い合衆国建国の父たちの中は珍しい存在でした。野心を胸にアメリカへ移住し出世していく様子、ライバルとの争い、妻との関係、子供の死… ハミルトンの生涯の場面場面を表現する曲が、どれも印象的ですばらしく、衝撃的にかっこいい。

脚本・作曲・作詞・主演、つまり作品のほぼ全てを担うのがプエルトリコ系アメリカ人のリン=マニュエル・ミランダ。ホントに多才な人です。

「HAMILTON」初演の2015年から遡ること6年前、2009年にリンはホワイトハウスで行われたPoetry Jam(詩などを朗読するイベント)に招かれ、オバマ夫妻の前で、のちに「HAMILTON」の1曲となるラップを披露しました。

多分これ、彼の頭の中にあった「HAMILTON」の構想が初めて公になった瞬間だと思うのですが、最初はみんなギャグとして受け取って、笑ったりしてるんですけど、曲が進むにつれ、徐々にリンがやろうとしていることのすごさに気付いていく感じが好き。

リンは制作も演技も歌も作曲も、何でもやっちゃうオールラウンダーですが、もちろんラップは天才的。昨日、公開されたアメリカのトークショー「The Tonight Show」の動画で、ゲストがリンだったんですが、ホストのジミー・ファロンがランダムに見せる物を、リンが初見でフリースタイルでラップにしていく、というゲームをやっていました。私、ラップとか全然詳しくないけど、すごい…! どうぶつの森とか出てくる。

いつかNYへ行って、ブロードウェイで「HAMILTON」を見ることが、私のバケットリストの1つでした。何百回も聴きまくったサントラを聴きながら7月3日を待ちます。

ふう… 嬉しくてつい興奮してしまった。

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