【つくりもの】季節のテーブル
春
冬の残り香と春の暖かさが感じられるテーブルがいい。
メインの皿は、赤い緋襷の柔らかいものを。
まだ寒さが残る季節だから、ほっこりできる煮物がうれしい。
コロンとした酒器は、あえて違う色味で、過行く冬と来る春への思い。
桜の小皿を合わせれば、いっそう広がる春景色。
夏
鮮やかさと軽快さを感じられるテーブルがいい。
メインの角皿は、牡丹餅で抜いたまん丸の景色に黄胡麻がいい感じ。
色鮮やかな夏野菜のスティック、お刺身やアユの塩焼きでさっぱりといただきたい。
とりあえず、ビール…飲みたい
ので、ここは麦酒杯。泡立ちが細かいのでするすると喉に通って食欲もわきそう。
でも、水分補給も忘れずに。
秋
日が短く、オレンジ色になる頃には、少し色味を落としたテーブルがいい。
メインの深皿は、還元がかかった緋襷。赤みのあるチョコレートブラウンの線は、つかず離れず秋の味覚の名脇役。
深みのある器に、栗ご飯やちゃんちゃん焼きを盛り付けれて自然の恵みを堪能。
暑さの残るこの時期は、秋上がりを冷酒でいただきたい。
すっきりした飲み口だから、あえて口は広めのぐい呑みで。香りたち、すっきり端麗な飲み口に。
冬
寒く暗い毎日でも心は新しい年への思いを馳せて、テーブルは明るい色味がいい。
メインの深鉢は白?青?黄色?灰色? 色だくさん。
深さがあるので、汁物や丼でもなんでもござれ。底に向かって少ししぼってあり、スキルいらずで格好いい盛りに。
以前はお客さん用にセットのお皿が主流でしたが、今はバラバラなものが多い印象がありますね。
急な来客でも、四寸ほどの銘々皿があればキチンとおもてなしできるテーブルコーディネートです。