【つくりもの】飾れる器
個展で皿を求めていらっしゃるお客さんが、だいたいする動き。
皿を重ねて重なり具合を見る。
分かる、分かります。私もやります(笑)
和食器は場所をとります。特に作家ものともなるとその傾向は高くなります。
それでまぁ、いろいろひねり出して考えるわけです。
どうにかならないものかしら、と。
そこで私の出した答えの一つは、飾れる器。
食器棚にしまっておくのがもったいなくなるような、
ひとつのオブジェとしてもおかしくないような、そんな器。
思いたったら作らずにはいられません。
ということで、ちょっと作ってみました。
割山椒がモチーフ。
大きいのも小さいのもかわいくて大好きです。小さなサイズが多い割山椒をせっせと作っていたのですが、少しずつサイズを大きくして重ねたら、一つの花のようになりました。
このタイプの器は、重ねて収納するのはなかなか考えてしまうもの。やたらと場所も取るし…でも使いやすいんです。
こじんまりしたものを盛り付ける時にジャストなサイズ。
イロイロ作った結果3サイズまでがちょうどいい塩梅に。
今回の窯焚きで焼き上がりを待ち焦がれた作品NO1です。
同じ食卓に3つ揃ってもかわいいし、個別に使っても存在感があります。
もう一つ考えたのはカッティングボード。
こちらは皿にも、まな板にも、オブジェにもなる優れもの。
チーズや果物を切ってそのまま食卓へ。洗い物が減ります(笑)
こちらは7枚作って1枚ヒビってしまったので、現在利用中。かなり登場回数が多いです。
お刺身の3点盛りや焼き魚を盛ったり、生春巻きを盛ったり、いろいろ使ってます。
片面は凹凸ナシ、片面はリムが気持ちだけ立ち上がっています。
元々飾ることを考えていたので、両面ともに焼き上がりの景色を重視しました。
これまでの窯焚きの経験を総動員して、置き場所を優先的に決めたもの。
牡丹餅の抜けも、緋襷模様も面白く入ってくれました。
リビングに飾ってあっても違和感はなさそうです。
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